Technics RS-B68R
¥69,800(1983年頃)
解説
dbxシステムを搭載したリバースデッキ。
音楽信号を2分の1に圧縮して録音し、再生時に2倍に引き伸ばすことで高いダイナミックレンジを獲得したdbxシステムを搭載しています。さらに、ドルビーB/Cも搭載した3NR構成とすることで、目的に合わせて適切なNRを選択できます。
リバース機構には赤外線センサによる反転検出機能を採用してます。
リバースモードは片面のみ、両面、両面ループの3種類となっており、テープ走行方向はディレクションセレクタで切換えられます。
録再ヘッドには新開発のスラストホールドAXロータリーヘッドを採用しています。
このヘッドにはアモルファス合金を用いたAXヘッドを採用し、正逆方向でのアジマスの狂いを追放したスラストホールドロータリー構造とすることで、A面・B面にわたって均一な特性を獲得しています。
ミュージックセレクタを搭載しており、テープ再生中にFFキーを押すと次の曲の頭出し、REWキーを押すと再生中の曲の頭出しができます。
1曲リピート演奏が可能です。
ブランクスキップやオートRECミュートなどの機能を搭載しています。
自動的にテープの種類を検知してテープのポジションを切換えるオートテープセレクタを搭載しています。
タイマースタンバイ機構を搭載しています。
シルバーとブラックのカラーバリエーションがありました。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
ヘッド | 録音・再生:AXアモルファス 消去:ダブルギャップフェライトx2 |
モーター | キャプスタン用電子制御DCモーター リールモーター |
ワウフラッタ | 0.045%(W.R.M.S.) ±0.095%(W.Peak、EIAJ) |
周波数特性 | ノーマル(ED):20Hz~18kHz、40Hz~16kHz±3dB(EIAJ) CrO2(EX):20Hz~19kHz、40Hz~17kHz±3dB(EIAJ) メタル(EM):20Hz~20kHz、40Hz~18kHz±3dB(EIAJ) |
ダイナミックレンジ | 110dB(dbx in、1kHz、EXテープ) |
SN比 | NR off:58dB(EXテープ、WTD、1kHz、3%3次歪) 55dB(EXテープ、EIAJ) Dolby B NR in:66dB(EXテープ、WTD、1kHz、3%3次歪) Dolby C NR in:72dB(EXテープ、WTD、1kHz、3%3次歪) dbx in:92dB(EXテープ、WTD、1kHz、3%3次歪) |
入力感度/インピーダンス | Mic:0.25mV/400Ω~10kΩ Line:60mV/47kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:400mV/1.5kΩ Headphone:0.8mW/8Ω(適合インピーダンス8Ω~600Ω) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 約16W |
最大外形寸法 | 幅430x高さ98x奥行273mm(ツマミ、ゴム足含む) |
重量 | 約5kg |