オーディオの足跡

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RS-690Uの画像
 解説 

トランスポート部とアンプ部を独立した構成とし、各部の性能を極限まで追求したステレオカセットデッキ。

メカニズムにはDDモーターによるクローズドループ・ダブルキャプスタン方式を採用しています。
この方式ではFF用とREW用にそれぞれ専用のモーターを用いた3モーター方式を採用しており、安定したテープ走行や信頼性、耐久性を獲得しています。

ヘッド部にはHPFヘッドを用いた3ヘッド方式を採用しています。

DIN規格に準拠したピークメーターを搭載しています。
このメーターの応答速度は10msec・-1dB、3msec・-4dBとりそうに近づけています。また復帰時間は緩やかに設定されており(650msec)、レベルセッティングが容易に行えるようになっています。

オープンリールのプロ用テープデッキに準じる本格的なバイアス、イコライザ調整機能と、調整の基準信号を発振するオシレーターを内蔵しています。

テープの残り時間がわかる残量メーターを搭載しています。
このメーターは、供給リール側のリールモーターから回転速度による電圧の変化を検出しており、正確にテープの残量をチェックできます。

メカニズムの動作切換は、ICとスイッチングトランジスタを用いた純電子式コントロールを採用しています。
また、操作ボタンには電算機などに用いられているキーボードスイッチを採用しています。

ノイズリダクションシステムとしてドルビーNRシステムを搭載しています。
さらに、テープの感度さを完全に補正するためキャリブレーションシステムを搭載しています。

録音アンプ部はダイナミックレンジを追及しており、-72dBの感度でリニアリティ55dBを確保しています。
また、再生アンプ部はSN比-132dB(入力換算)を実現しています。

2dBステップのディテント型ボリュームを搭載しています。

標準ラックサイズの寸法を採用しています。

機種の定格
型式 ステレオカセットデッキ
ヘッド構成 録音用:HPF
再生用:HPF
消去用:ダブルギャップフェライト
使用モーター DDモーターx1
コアレスモーターx2
周波数特性 Normal:20Hz~18kHz
CrO2:20Hz~20kHz
SN比 Dolby out:55dB
Dolby in:5kHz以上10dB改善
ワウフラッター 0.04%(WRMS)
入力感度/インピーダンス Mic:0.25mV(-72dB)/400Ω~20kΩ
Line in:60mV(-24dB)
出力レベル/インピーダンス Line out:420mV(-7.5dB)/47kΩ以上
Headphone:0~900mV/8Ω
使用半導体 トランジスタ:141個
FET:6個
IC:6個
ダイオード:94個
その他半導体:16個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 約40W
外形寸法 アンプ部:幅480x高さ173x奥行375mm
トランスポート部:幅480x高さ193x奥行375mm
重量 アンプ部:約8.5kg
トランスポート部:約13.5kg
別売 ワイヤレスリモートコントロールユニット RP-070(¥30,000)