Technics SH-9038P
¥80,000(1977年11月発売)
解説
マイクロコンピューターを内蔵し、1週間32ステップのタイマー動作がプログラムできるプログラマブルユニット。
ST-9038TとSH-9038Pを組合わせることで1週間単位でのFM選局やエアチェックを自動制御することが可能です。
プログラムモードをFMmemoryにセットすると、SH-9038Tの受信局を8局までSH-9038Pのメモリーにプリセットできます。
プログラムモードをwriteポジションにセットすると、曜日・時間・放送局・ACライン・ON/OFFのプログラムを32番地まで記憶でき、SH-9038T、アンプおよびデッキ1・2の計4つのACアウトレットをコントロールするとともに自動選局できます。
また、ACラインのうち2系統はそれぞれ独立してON/OFFが可能です。
プログラムモードをreadの位置にすると、現在メモリーの何番地にどんなプログラムが設定されているかを、プッシュボタンの操作により順次デジタル表示します。
設定したプログラムはautoポジションで自動的に実効されます。また、manualポジションではプログラムに関係なく、選局やACラインのON/OFFができ、マニュアル操作中にプログラムされた時刻がくるとauto動作が優先されます。
電源周波数同期方式で誤差の極めて少ないクロック方式を採用しており、曜日をLEDで、時間と分をデジタルで表示します。
タイムアジャストは曜日、時間、分を別個のボタンで設定できます。また、時間を設定して時報などに合わせてクロックポジションにスイッチを合わせれば、秒単位まで時間合わせが可能です。
録音テープの残量も計れる加算型ストップウォッチ機能を搭載しています。
この機能ではスタート後の経過時間が秒単位で59分59秒まで読み取れます。また、ホール機能を備えており一時停止後の加算が可能です。
ダイカストキャビネットを採用しています。
機種の定格
型式 | マイコン・プログラマブルユニット |
機能 | 1チップ4ビットマイクロコンピューターによるウィークリープログラム (1週間にわたる分単位のタイムプログラミングが可能) |
プログラム内容 | 曜日、時刻(時、分) FMチャンネルACアウトレット(tuner用、amp用、AC1、AC2)のon/off指定 |
プログラムの書き込み 呼び出し、リセット |
全プログラムのリセット可能 各プログラムステップの呼び出し 内容確認可能 各ステップのプログラム書換え プログラム書き込み中のキャンセル可能 |
プログラムステップ数 | 最大32ステップ 1週間にわたる分単位のタイムプログラミング |
被制御ACアウトレット最大定格 | tuner用:100W amp用:500W AC1、2:200W |
クロック機能 | AC電源同期式 50Hz-60Hz切換スイッチ付 週間時計(曜日、時刻を表示) 停電表示あり |
タイマー | 秒単位タイムカウント可能 最大表示59分59秒 リセット、スタート、ホールド可能 |
ST-9038T組合せ時の機能 | FM8局プリセット(メモリーの停電補償あり) auto動作優先機能(プログラムモード"auto"のポジション) ディスク再生中チューナー録音機能 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 12W |
外形寸法 | 幅450x高さ43.5x奥行270mm |
重量 | 5.1kg |