Technics SH-9015C
¥120,000(1977年発売)
解説
クロスオーバー周波数や肩特性を連続可変できるクロスオーバーネットワーク。
Sh-9015Cを使用することで3ウェイや2ウェイのマルチアンプシステムを構築する事ができます。
Lowレンジのハイカット周波数とmiddleレンジのローカット周波数は100Hz~1kHzの範囲で、middleレンジのハイカット周波数とhighレンジのローカット周波数は1kHz~10kHzの範囲で、それぞれ単独で連続可変することができます。
フィルタの肩特性(Q)についても、0.3~2.0の範囲で連続して可変できます。これによってスピーカーユニットのクロスオーバー周波数付近の周波数特性を微妙に補正することができ、自然な音のつながりを得ることが出来ます。
フィルタの遮断特性を-6dB/oct、-12dB/oct、-18dB/octの3段階に切換えできます。
また、middleレンジにはフラットポジションが設けられており、2ウェイのマルチチャンネルシステムも構成できます。さらに、各チャンネルのレベルは+6dB~-∞まで減衰量を確認しながら調整できます。
middleバンドとhighバンドの出力信号の位相を切換える事ができます。
スイッチの切換えによって、マルチ、全帯域、両方の出力のそれぞれを得られます。
調整後に不用意に設定を変えてしまうのを防ぐ前蓋が付属しています。
機種の定格
| 型式 | ステレオエレクトロニッククロスオーバー |
| クロスオーバー周波数 | LowバンドHighカット:100Hz~1kHz(連続可変) MiddleバンドLowカット:100Hz~1kHz(連続可変) Highカット:1kHz~10kHz(連続可変) HighバンドLowカット:1kHz~10kHz(連続可変) |
| 遮断特性 | Low、High:-6dB/oct、-12db/oct、-18dB/oct、flat |
| Q特性(-12dB/oct、-18dB/oct) | 0.33~2.0(連続可変) |
| 位相(Middle、High) | 0゜、180゜ |
| レベル調整(Low、Middle、High) | -∞~0dB~+6dB(連続可変) |
| 全高調波歪率(1V出力時) | 0.005% |
| SN比(IHF-A) | 100dB |
| 入力感度/インピーダンス | 1V/47kΩ |
| 出力電圧/インピーダンス | 定格:1V/600Ω(レベルVR0dB) 最大:5V/600Ω(THD 0.02%) |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 12W |
| 外形寸法 | 幅450x高さ92x奥行370mm |
| 重量 | 6.5kg |