Technics SH-8020
¥59,800(1979年12月発売)
解説
音創りや音場補正が可能なステレオフリケンシーイコライザ。
SH-8020は可聴域を超えた広い帯域を12分割し、それぞれのレベルを±12dBの範囲で変化させることが可能です。
また、微妙なレベルコントロールを望む場合はバリアブルレンジスイッチの操作で全変化量を±3dBに抑えることができます。
イコライザポジション切換えスイッチを搭載しており、スイッチ一つで、スピーカー、デッキの出力系が選べます。
設定した周波数特性の逆特性を瞬時に作り出すキャラクタリスティックスイッチを搭載しています。また、プリエンファシス録音したソースをスイッチの切換えだけでディエンファシスに再生することが可能です。
レベルコントロールの各ツマミにはLEDが埋め込まれており、暗い処でも周波数コントロールが可能です。
また、関連動作するスイッチにもインジケーターを設け、動作状態の判別を容易にしています。
イコライザの効果を簡単にチェックできるイコライザon/offスイッチを搭載しています。
コイルを一切使わずにコンデンサと抵抗、半導体回路で構成された半導体インダクタ採用のバンドパスフィルタによって低歪を実現しています。
電源には3端子レギュレーターを使用しています。
電源on/off時のショックノイズを抑えるため、リレーによるミューティング回路を内蔵しています。
機種の定格
型式 | グラフィックイコライザ |
周波数特性 | 5Hz~100kHz -1.0dB |
最大出力電圧 | 8V(1kHz、THD 0.01%) |
定格出力電圧 | 1V |
全高調波歪率 | 0.01%(20Hz~20kHz) |
入力感度 | 1V |
SN比(IHF-A) | 105dB |
最大入力電圧 | 8V(1kHz) |
入力インピーダンス | 47kΩ |
利得 | 0±1dB |
バンドレベルコントロール | ±12dB、±3dB(12素子連続可変) |
中心周波数 | 16Hz、31.5Hz、63Hz、125Hz、250Hz、500Hz 1kHz、2kHz、4kHz、8kHz、16kHz、32kHz |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅430x高さ153x奥行244mm |
重量 | 6.0kg |