Technics RP-9024
¥59,000(1981年頃)
解説
dbxシステムを搭載したノイズリダクションユニット。
dbxシステムでは音楽信号を2分の1に圧縮して録音し、再生時に2倍に伸張する方式を採用しています。これにより、ダイナミックレンジ110dBを持つ音楽信号もダイナミックレンジ55dBの範囲に収められ、カセットテープに録音可能にしています。
このdbxシステムにより全オーディオ帯域にわたり30dB以上のノイズ低減が可能となり、さらに録音飽和レベル+20dBでより忠実な録音が可能となります。
ハイ・レベル入力になるほど高域の周波数特性が劣化するカセットテープの問題点を改善しています。
3ヘッドデッキで可能な録音同時モニターもでき、さらにdbxディスクポジションも搭載しています。
シルバーとブラックの2種類のバリエーションがありました。
機種の定格
型式 | dbxノイズリダクションユニット |
入力インピーダンス | 36kΩ |
入力レベル | 300mV、最大6V |
出力インピーダンス | 2.5kΩ |
出力レベル | 最大5.5V(20Hz~20kHz、22kΩ負荷) |
周波数特性 | 40Hz~20kHz ±1dB |
全高調波歪率 | 0.15%以下(100Hz~20kHz) |
圧縮・伸張比 | 2:1・1:2(コンスタント・リニア・デシベル) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 約7W |
外形寸法 | 幅430x高さ53x奥行260mm |
重量 | 約3.5kg |