オーディオの足跡

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EPA-100mk2の画像
 解説 

世界初のボロンタイタニアムパイプアーム、ボロンアルミニウムヘッドシェルを採用したユニバーサルトーンアーム。

アームパイプ部には、特殊生成法により軽量かつ機械的強度と弾性率の大きい金属タイタニアムの表面部にボロン層を生成し、内部にボロン拡散層を設けた世界初のボロンタイタニアムパイプを採用しています。これにより機械的強度を高め曲げやネジレ等の有害な部分共振を抑えた音質重視設計としています。
またヘッドシェル部には、ボロン繊維とアルミニウムを複合精製したボロンアルミニウムを採用し、高剛性・軽量化を実現してます。

トーンアームには、高感度ジンバルサスペンション軸受け構造を採用してます。
さrない、水平・垂直の各軸受ベアリングには、ホイールの約1/3という極めて小さい摩擦係数を持つルビーボールを計20石使用し、5mgという極小の初動感度を実現しています。

独自の制動可変ダイナミックダンピング方式を採用してます。
この方式では、バランスウェイト内の可動ウェイト部を強度と制振効果の高いスプリングで支持し、可動ウェイトの質量をそのコンプライアンスを利用して質量分割します。さらに、スプリング支持部をダンピング・シリンダーで覆い、その内部にシリコン・オイルを内蔵させて、粘性抵抗によりスプリング支持部の制動(ダンピング)効果を高めてます。これにより、低域共振ピーク(鋭度Q)が飛躍的に改善されています。

さらに、この低域共振周波数が使用するカートリッジのコンプライアンスや重量によって変化する点を考慮し、より効果的に制動するため、マグネチックダンピング調整機能を搭載しています。これは、可動ウェイト部に2つのマグネットを装備し、この2つのマグネットの距離を変化させることにより、可動ウェイト部の共振周波数を変化させる構造となっており、これにより低域共振ピーク(鋭度Q)を低減し、周波数特性をフラットにするとともに、低域機械インピーダンスを低減させ、レコードのソリによる混変調歪や超低域ノイズを減少させて、カートリッジの性能を引出しトレース性能を向上させています。
また、高忠実度、高SN比再生を可能にすると共に、外部振動の遮断性能を向上しています。

亜鉛ダイカストの精密12条ヘリコイド構造によるアーム高さ調整機能を搭載しており、20mmの範囲でアーム高さの調整が可能です。

機種の定格
型式 制動可変ダイナミックダンピング方式
ユニバーサルトーンアーム
有効軸受間隔 水平・垂直とも30mm
アームパイプ ボロンタイタニアムパイプ
アーム実効長 250mm
アーム全長範囲 322mm~350mm
アーム後部長範囲 66.5mm~94.5mm
アーム高さ調整範囲 44mm~64mm(ヘリコイド部20mm)
オーバハング 15mm
水平トラッキングエラー角 +1゜6'(30cmレコード内周)
+2゜6'(30cmレコード外周)
回転軸感度 水平・垂直、初動感度5mg
アーム実効質量 22g(カートリッジ自重6.5g、針圧1.25g)
アーム共振周波数 9.8Hz
(コンプライアンス:12x10-6cm/dyne
カートリッジ自重6.5g、針圧1.25g時)
アーム共振鋭度(Q) 6dB以下(最適調整時)
針圧調整範囲 0~3g
シェル重量 9.5g(ボロンアルミニウム)
カートリッジ取付寸法 JIS規格12.7mm(1/2インチ)取付間隔
シェル端子ラグ 1.2mmφ、4ピン端子用ラグ
適用カートリッジ重量 5g~10g
アーム取付孔直径 62mmφ