Technics SU-V5A
¥64,800(1982年10月発売)
解説
シンクロバイアス回路、リニアフィードバック回路に加え、コンピュータードライブ回路を搭載することで音楽信号差政治のトランジェントクロスオーバー歪をも解消したニュークラスAアンプ。
回路の動作状態が一目で確認できるコンピュータードライブモニターを搭載しています。
フロントパネル右下に設けたディスプレイにより、出力トランジスタのプリヒートからオート動作の状態がモニター可能で、電源スイッチon後、約20秒でAutoのLEDとComputer
Driveのグリーンサインが点灯し、回路は安定動作に入ります。
電磁輻射による高域歪を事実上解消したコンセントレーテッドパワーブロックを採用しています。
これは大電流を扱う出力段と電源部を、巧妙な構成で集中配置することで、電磁界の悪影響を根本から断ち切っています。
ヒートパイプ使用の高効率放熱器を採用することで、出力トランジスタが発生する熱を効率よく分散させています。
マイクロコンピュータを活用した純電子式保護回路を搭載しており、万一のDC漏れやスピーカー端子のショート、異常なアンプ内部の温度上昇などを検出し、スピーカーをリレーで切離します。
MCカートリッジがダイレクトに使用できるハイゲインフォノイコライザを採用しています。
回路は極めて低雑音のオペアンプICを採用したシンプルな回路構成でMM⇔MCのゲイン切換方式を実現しています。
メインNFを利用したトーンコントロールを採用し、高いSN比と低歪率を実現しています。
グラフィックイコライザ等の接続に便利な外部機器専用接続端子を搭載しています。
Input、Recoutの各セレクタスイッチには、リモートアクションスイッチを採用しています。
機種の定格
型式 | インテグレーテッドDCアンプ |
<Tuner、Aux→SP out総合特性> | |
実効出力(20Hz~20kHz) | 60W+60W(8Ω、0.005%) |
全高調波歪率 | 0.004%(定格出力-3dB、20Hz~20kHz) |
TIM | 測定不能 |
出力帯域幅 | 5Hz~60kHz(THD 0.02%) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz +0 -0.2dB 7Hz~150kHz +0 -3dB |
SN比(IHF-A) | 102dB(ストレートDC) |
残留雑音 | 0.6mV(ストレートDC) |
ダンピングファクター | 70(8Ω) |
負荷インピーダンス | main or remote:8Ω~16Ω |
<その他特性> | |
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:200μV/220Ω Tuner、Aux、Tape:150mV/22kΩ |
Phono SN比 | MM:83dB(2.5mV入力) MC:65dB(250μV入力) |
Phono周波数特性 | 20Hz~20kHz、RIAA ±0.8dB |
トーンコントロール | Bass:±10dB(50Hz) Treble:±10dB(20kHz) |
フィルター | Subsonic:30Hz、-6dB/oct |
ラウドネスコントロール | +9dB(50Hz、Volume -30dB) |
<総合> | |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 115W |
外形寸法 | 幅430x高さ109x奥行290mm |
重量 | 6.5kg |