オーディオの足跡

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SU-8075の画像
 解説 

ハイレベル入力端子からスピーカー出力端子までトータルなDC化を果したインテグレーテッドDCアンプ。

DCメインアンプ部は、初段差動増幅器、電圧増幅段、エミッタフォロワと2段ダーリントン接続の出力段で構成されています。ハイレベル入力をダイレクトに増幅するため、ゲインを41dBまで高め、62W+62Wの実効出力を得ています。

プリアンプ部、メインアンプ部の電圧増幅段全てに±2電源の定電圧電源を採用しています。これにより、トランジェントクロストークや、自チャンネル内で発生するセルフトランジェント歪も極少に押えています。

格段のゲイン配分にも配慮を加えており、裸の歪を十分に低く設計しています。
このため、安定なNFを軽くかけるだけで低歪化を実現しています。

新開発の低雑音トランジスタ(M47LP)をイコライザアンプに採用することで特性の改善を図っています。

トーンコントロール回路には、ツマミの中点でトーンコントロール素子であるコンデンサと抵抗が信号系から外れる新設計ボリュームを使用しています。

ピックアップ系の低域共振などによる不要な入力を抑えるイコライザサブソニックフィルタを採用しています。

テープデッキを2台接続し、どちらの方向からでもダビングできる2ウェイダビング方式を採用しています。

機種の定格
型式 インテグレーテッドDCアンプ
<メインアンプ部>
実効出力(両ch同時駆動) 62W+62W(8Ω、20Hz~20kHz)
65W+65W(8Ω、1kHz)
全高調波歪率(1kHz、8Ω) 0.02%(定格出力時)
0.0015%(定格出力-3dB、31W出力時)
出力帯域幅(両ch駆動、8Ω) 5Hz~40kHz
周波数特性 20Hz~20kHz +0 -0.1dB
DC~100kHz +0 -3dB
SN比(IHF-A) 115dB
残留雑音 100μV
ダンピングファクター 70(8Ω)
入力感度/インピーダンス 1V/47kΩ
負荷インピーダンス Main or Remote:4Ω~16Ω
Main + Remote:8Ω~16Ω
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス Phono1、2:2.5mV/27kΩ/low、47kΩ/high
Tuner、Aux、Tape deck1、2:200mV/35kΩ
全高調波歪率 0.01%
SN比(IHF-A、Main input:direct/via tone) Phono1、2:88dB/88dB
Tuner、Aux:106dB/100dB
周波数特性 Phono1、2:RIAA標準カーブ ±0.2dB
Tuner、Aux:20Hz~20kHz +0 -0.1dB
        0.2Hz~100kHz +0 -3dB
Phono最大許容入力(1kHz、RMS) 260mV
定格出力/インピーダンス Pre out:1V(定格)、8V(最大)
Rec out1、2:200mV
トーンコントロール Bass:±7.5dB(50Hz)
Treble:±7.5dB(20kHz)
サブソニックフィルター 30Hz、-12dB
ハイフィルター 10kHz、-6dB/oct
ラウドネスコントロール(Volume -30dB) +8dB(100Hz)
<総合>
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 150W
外形寸法 幅450x高さ140x奥行361mm
重量 11.2kg