オーディオの足跡

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SE-A7の画像
 解説 

ニュークラスA方式やリニアフィードバック回路を搭載した1Uサイズのステレオ/モノDCパワーアンプ。

スイッチング歪、クロスオーバー歪を解消したシンクロバイアス回路に加え、理論値歪=0、出力インピーダンス=0を実現したリニアフィードバック回路を搭載しています。

リアパネルのスイッチ切換えにより、モノラル駆動が可能です。

ハイパワートランスのタップを負荷インピーダンスに応じて切換え、4Ω負荷時にも8Ω時と同様に60W+60Wの定格出力として、発熱量を大幅に低減させるとともに、放熱器容量を従来の70%に抑えています。

トランスには超薄型トランスを2個使用しています。2個のトランスは電磁輻射を互いにキャンセルするよう配置され、外部誘導を防いでいます。

ヒートパイプを用いた高効率放熱器を採用することで、出力トランジスタが発生する熱を、横方向に分散にしています。

パワーメーターには12セグメント対数圧縮表示のFL表示管を採用しています。
メーターレンジはx1、x0.01の2段階切換え方式となっています。

スピーカー端子ショートに対するアンプ回路保護、アンプの異常動作に対するスピーカー保護のため、リレーを用いた純電子式保護回路を装備しています。
さらに、熱検出保護回路を装備しており、アンプの内部温度が異常上昇した場合は、自動的にゲインをダウンさせ、安定動作に導きます。

機種の定格
型式 ステレオ/モノDCパワーアンプ
実効出力(20Hz~20kHz) stereo:60W+60W(8Ω、0.003%)
mono:120W(8Ω、0.007%)
全高調波歪率
(20Hz~20kHz、8Ω)
stereo:0.003%(定格出力時)
     0.0015%(定格出力-3dB時)
mono:0.007%(定格出力時)
TIM 測定不能
周波数特性 20Hz~20kHz +0 -0.1dB
0.7Hz~200kHz +0 -3dB
SN比(IHF-A) 115dB
残留雑音 0.2mV
ダンピングファクター 100(8Ω)
出力メーター指示範囲 0.001W~1W
0.1W~100W
入力感度/インピーダンス 1V/47kΩ
負荷インピーダンス main or remote(stereo):4Ω~16Ω
main and remote(stereo):8Ω~16Ω
main and remote(mono):8Ω~16Ω
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 145W
外形寸法 幅430x高さ53x奥行365mm
重量 9.5kg