オーディオの足跡

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SA-103の画像
 解説 

20W+20Wアンプとチューナーをスリムサイズで一体化したFM/AMステレオチューナーアンプ。

FMフロントエンドはRF段にジャンクションFETと高精度3連バリコンを採用した高感度設計となっています。さらに、IF段にはセラミックフィルタを2個使用し、リミッタ特性に優れた全段差動構成により低歪と高選択度を実現しています。

MPX復調回路にはPLL ICを用いたダブル差動スイッチング方式を採用しています。

離調時はオレンジ、同調時はグリーンに点灯するチューニングモニター機構を搭載しています。

メインアンプの入力段には低歪の動作電流が選べるカレントミラー負荷の差動増幅で構成しています。そして、低インピーダンスのエミッタフォロワでプリドライブを駆動しています。
出力段は2段ダーリントン構成の準コンプリメンタリプッシュプル回路で構成されています。

プリアンプ部のイコライザ回路は、ローノイズトランジスタによるディスクリート構成とICを組合わせた差動2段増幅回路を採用しています。

純電子式の保護回路を搭載しており、スピーカー端子のショートからアンプを保護しています。

チューナー部およびプリアンプ部は完全定電圧駆動で、安定した動作を実現しています。

2組のスピーカーが使える2系統のスピーカー端子を搭載しています。

FMモードスイッチや5LEDシグナルストレングスインジケーター、ラウドネススイッチを搭載しています。

機種の定格
型式 FM/AMレシーバー
<アンプ部>
実効出力(両ch駆動) 20W+20W(8Ω、20Hz~20kHz)
全高調波歪率 0.04%(20Hz~20kHz、定格出力時)
ダンピングファクター 30(8Ω)
入力感度/インピーダンス Phono:2.5mV/47kΩ
Tuner、Aux/TV、Tape:150mV22kΩ
SN比 Phono:80dB
周波数特性 Phono:RIAA標準カーブ ±0.8dB
Tuner、Aux/TV、Tape:5Hz~70kHz -3dB
トーンコントロール Bass:±10dB(50Hz)
Treble:±10dB(20kHz)
負荷インピーダンス main or remote:4Ω~16Ω
main + remote:8Ω~16Ω
<FMチューナー部>
受信周波数 76MHz~90MHz
実用感度(75Ω) 10.8dBf(1.9μV、IHF'58)
SN比50dB感度 stereo:38.3dBf(45μV、IHF'58)
歪率 mono:0.15%
SN比 mono:75dB
周波数特性 20Hz~15kHz +1 -2dB
実効選択度 68dB
キャプチャーレシオ 1.2dB
イメージ妨害比 50dB(83MHz)
IF妨害比 80dB(83MHz)
スプリアス妨害比 80dB(83MHz)
AM抑圧比 50dB
ステレオセパレーション 45dB(1kHz)
アンテナ端子 75Ω不平衡型
<AMチューナー部>
受信周波数 525kHz~1605kHz
実用感度 30μV/m
選択度 30dB
イメージ妨害比 50dB
IF妨害比 40dB
<総合>
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 65W
外形寸法 幅430x高さ86x奥行297mm
重量 5.5kg