TEAC S-770
¥60,000(2台1組、1993年頃)
解説
シンメトリカルツイン構造のブックシェルフ型スピーカーシステム。
低域には13cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
このユニットには粘状叩解パルプを用いたコーン紙と布素材のスロープドウェーブエッジを組み合わせており、さらにダンプ剤で表面処理を施しています。また、アッパーウーファーには強力なネオジウムマグネットを採用することでレスポンス向上とドライブ能力を獲得しています。
ボイスコイルはアッパーウーファーに4層巻ミドルボイスコイル、メインウーファーに6層巻ロングボイスコイルを採用しており、厳密な位相合わせを図っています。
高域には2.5cmドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットにはダンプドドーム・ダイアフラムを採用しており、磁気回路にはネオジウムマグネットを使用しています。
また、フロントトリム設計によって音楽の輪郭をより鮮明にしています。
ネットワーク部には空芯コイルや特殊ディッピングの電解コンデンサーとフィルムコンデンサによるハイブリッド構成のハイパスフィルターと、位相補正バイパス回路付ローパスフィルターを採用しており、より自然なバランスを構築しています。
エンクロージャーは高密度パーチクルボードを採用しており、サイドを板厚18.5mmの重厚で不要振動を抑えています。
また、リアダクト・バスレフ方式とすることで、ユニットからの音波の干渉を排除しています。
スピーカーターミナルにはバイワイヤリングに対応しており、端子にはバナナプラグ対応でネジ止め兼用の大型ターミナルを採用しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 ・防磁設計 |
ユニット | 低域用:13cmコーン型x2 高域用:2.5cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 60Hz~20kHz |
クロスオーバー周波数 | 2.5kHz |
インピーダンス | 6Ω |
定格入力(EIAJ) | 50W |
最大許容入力(EIAJ) | 100W |
出力音圧レベル | 87dB/W/m |
エンクロージャー内容積 | 約11.7リットル |
外形寸法 | 幅189x高さ438x奥行238mm |
重量 | 6.8kg |