オーディオの足跡
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S-2001の画像

TEAC S-2001 \34,800(1台、1985年頃)

解説
大型平板振動版、エンクロージャーレス構造というTEAC独自の技術により、従来のAV対応スピーカーではなく、本格的AV用スピーカーとして開発されたサウンド・リフレクター。

一般的なオーディオスピーカーは無教室での測定でフラットな特性を示すように開発されています。また、リスニングルームにこうしたスピーカーを設置した場合、大きな山や谷のある特性になります。
しかし、実際のコンサートホールでは、客席の位置で測定すると、壁や天井からの反射音干渉しあい細かい山や谷が密になった複雑な音響特性となり、これが散乱波音場とも呼ばれるホールトーンを生み出します。
S-2001では、フラットな特性のスピーカーでこのホールトーンを再現するのは非常に難しいため、最初からコンサートホールと同じような特性のスピーカーを創ればよいという逆転の発想によって開発されています。

ユニット構成は、上部に細いバッフル中央にコーン型トゥイーターを設け、それ以外は全て高分子系の振動板(63cm×35cm)が受け持っています。この振動版を周囲の枠に完全に固定することで、矩形平板の固有振動をコントロールし、色づけや癖の無い自然なホールトーンを実現しています。
さらに、ドライバーのボイスコイル・ボビンに200℃の高温に耐えるポリアミィディドの採用や、特殊プラスチック・コーティングと和紙を組合わせた振動板の表面処理、コンピューター解析によるドライバーの位置決定など、様々な技術と徹底的な試聴により、リアルな音質を得ています。

エンクロージャーレス構造により、立ち上がりが鋭く、音離れの良い、リアルな現実音再生を可能にしています。
また、反射音とメイン音声とのバランスを徹底追及しており、充実した中音域で台詞などをはっきりと再生しています。
大型振動板(一般コーンタイプ換算54cm径)により、充実した低音域再生を可能にしています。
また、エンクロージャーレス構造により、低域ブースト時も音の輪郭が崩れません。

小出力アンプでも再生可能な高能率設計となっています。

薄型軽量設計のため、床置き以外にも吊り下げ設置などが可能です。

ブラウン、アイボリー、ブラックの3色のバリエーションがありました。
 
 
内部構造
 
機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・アクティブサウンドリフレクター方式
・フロア型
再生周波数帯域 40Hz〜20000Hz
出力音圧レベル 98dB/W/m
インピーダンス
許容入力 連続:100W
ピーク:150W
外形寸法 幅410×高さ805×奥行99mm
重量 5.5kg