ESOTERIC X-01 Limited
全世界で500台限定生産
¥1,300,000(2005年発売)
解説
X-01をアップグレードさせたSACD/CDプレイヤー。
X-01Limitedではエソテリックが総力をあげて開発したフラッグシップモデルであるP-01とD-01のテクノロジーとノウハウを投入しています。
さらに、2chオーディオ出力端子及びデジタル出力端子部に75Ω伝送を実現し、広大な周波数帯域をカバーするドイツWBT社のRCAジャックnextgenを採用しています。
主要内部配線に高純度6N銅のケーブルを使用しています。
この高純度6N銅ケーブルはEsotericのMEXCELインターコネクトケーブルやパワーケーブルと同様に三菱電線工業株式会社と株式会社アクロジャパンの協力によって共同開発したもので、P-01/D-01にも採用されています。
DAC部やアナログ出力段の回路構成やコンデンサー、抵抗などの主要部品を再検討しグレードアップしています。
オーディオ出力端子(L/R)とデジタル出力端子にはWBT nextgenのWBT-0210Cu RCAジャックを採用しています。
この端子ではコールド側に接するプレートを一点での接触によるオープン構造としており、従来のプレートを取り囲む面接触のクローズ構造による信号の反射や渦電流の発生などの悪影響を排除しています。また、75Ωを保証する高級デジタルケーブルとの組み合わせによるインピーダンス75Ωのデジタル伝送を可能とし、インピーダンスの不一致による信号減衰を抑制しています。
トップパネルにX-01Limitedを印すゴールドプレートが装着されています。
このプレートはX-01LimitedのみでX-01からのバージョンアップでは装着されていません。
メカニズム部には新VRDSメカニズムを搭載しています。
D/A変換部にはバーブラウン製24ビットD/AコンバーターであるPCM1704を採用しています。
電流加算などの技法も加えて2ch再生時片チャンネルあたり4チップ構成とし、2DAC出力の加算によるリニアリティの向上を図っています。また、この出力を差動で使用することでコモンモードノイズを抑えています。
さらに、不要なジッターの発生を抑えて高精度なD/A変換を実現するため、オーディオDAC基板内に配置された水晶発振器に±3ppmの精度を乙高精度タイプを採用しています。
このDAC基板には4層基板を採用し、さらに左右独立基板となっており、チャンネル間の干渉を抑えています。
D/Aコンバーター専用に電源トランスを搭載しており、メカニズム及びデジタル回路部からのノイズ飛び込みを排除しています。
筐体は剛性が高く書く回路間の干渉の少ない3分割構造を採用しており、センターにメカニズムを配しています。
また、焼入れ銅ピンポイントフットで3点支持することによって理想的な設置環境を構築しています。
さらにフロントパネルや天板、側板には肉厚のアルミ材を使用しており、振動の影響を排除しています。
周囲が点灯するイルミネーションスタイルの操作ボタンや、ショートスクラッチ仕上げの美しさを引き立たせたフロントパネル、天板に彫刻された精密なブランドロゴなど、ハイエンド製品ならではの品位のあるデザインとなっています。
Word Syncに対応しており、別売りのマスタークロックジェネレーターG-0s/G-0が接続できます。
44.1kHz系(最大176.4kHz)に対応するほか、エソテリック独自のユニバーサルクロック(100kHz)も入力でき、X-01 Limitedの動作をG-0s/G-0に内蔵された超高精度クロックの支配下に置くことでクオリティアップが履かれます。
X-01に同等のアップグレードが施されるバージョンアップサービスがありました。
機種の定格
型式 | SACDプレイヤー |
再生可能ディスク | SACD、CD、CD-R、CD-RW |
アナログ出力端子 | フロントL/R:RCA 1系統、XLR 1系統 センター、サブウーファー、サラウンドL/R:RCA、1系統 |
アナログ音声出力レベル | 220mVrms(1kHz、-20dB) |
ダイナミックレンジ | 108dB |
全高調波歪率 | 0.001% |
周波数特性 | 5Hz~32kHz -3dB(SACD) |
デジタル出力 | デジタル出力:光デジタル端子x1 同軸デジタル出力:RCA端子x1 ワードシンク入力:BNC端子x1 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 35W |
外形寸法 | 幅442x高さ153x奥行353mm(突起部含む) |
重量 | 25kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |