オーディオの足跡

ハイレゾ音源配信 e-onkyo music

P-0の画像
 解説 

エソテリック・ブランド誕生10周年を記念し、蓄積された技術とノウハウを集大成して開発されたCDトランスポート。

ピックアップ部にはピット読取精度を追及したロスレス・スレッド送り超精密機構を採用しています。
このメカニズムでは音質に悪影響を及ぼすアクチュエーターの動きを静止させ、ミクロン単位で加工された精密ボールねじリードスクリューとボールベアリング、32ビット20MHz CPUを利用したマイクロステップ制御技術の組合せによってサブミクロン単位でのピックアップ送り駆動を行っています。これにより偏心の多いCDソフトに対してもピックアップの光軸がピットのセンターをトレースできています。

メカニズム部には新開発のVRDSメカニズムを採用しています。
P-0のVRDSでは新設計の高トルク3相8極スピンドル・モーターや、3点ピンポイント支持の高精密削り出し鋼鉄25mm厚の軸受けブリッジを採用しています。

サーボ回路にはデジタル・サーボを採用しています。
デジタル・サーボでは、トラッキング・フォーカス・スピンドルの3つのサーボ回路のゲインをリファレンス・標準・マニュアルの3ポジションから設定できます。リファレンスポジションは面振れ・偏心・フィンガープリント・傷・ブラックドットなどディフェクトの少ないCDソフト向きのポジションとなっています。また、マニュアルポジションは個々のディスクに合わせてトラッキング/フォーカス/スピンドルのサーボゲインを最適値に調整できます。

光ピックアップには高精度アルミダイキャスト・ボディを採用しています。
また、シャーシにはアルミ砂型高剛性シャーシとピンポイント3点支持・非フローティング・リジッドメカニズムを採用しており、振動の影響を極力排除しています。

電源部は本体から独立した構成となっており、内部は出力用/サーボ用/表示用が分離した3トランス構成となっています。

リードイン不可能なCDディスクでも再生できるTOC作成プログラム機能を搭載しています。

ワイヤレスリモコンが付属しています。


バージョンアップサービスについて

次世代光ディスクへのバージョンアップ
発売当初は次世代光ディスクへのバージョンアップに対応する予定でしたが、1999年に規格化されたSACDへの対応が困難なため、次世代ディスクへの対応は中止されました。

P-0sへのバージョンアップ
P-0sではターンテーブル駆動用スピンドルモーター制御回路やレーザーピックアップ駆動用スレッドモーター制御回路に新設計を導入するとともに、ターンテーブル用ブリッジの完全固定化や各種電源/信号用線材のシールド強化などの改良が施されています。

VUK-P0バージョンアップ
このバージョンアップによってワードシンク入力から最大176.4kHzのクロック同期が可能となります。また、ワードシンクを使用しない場合でも従来比10倍以上(3ppm以内)の高精度水晶発振器を内蔵することで高精度なクロックで動作させることが可能です。
さらに、アップコンバート(2Fs:24ビット/88.2kHz、4Fs:24ビット/176.4kHz)デジタル出力4系統(XLR×2、RCA×1、BNC×1)を備え、2Fs/4Fsのデジタル出力をXLR端子からデュアルAES仕様に準拠して出力することができます。アップコンバート回路の演算アルゴリズムにはディアック独自のRDOT方式を採用しています。
また、電源部も強化され、電解コンデンサーやダイオードなどの部品が変更されます。
このバージョンアップによってSTリンク端子が排除され、使用できなくなります。

※RDOTは筑波大学先端化学際領域研究センターの寅市教授の産官学研究から誕生した方式で、フルエンシー理論によってCDフォーマットから20kHz以上の周波数の音を生成する類推補間技術です。

機種の定格
型式 CDトランスポート
※バージョンアップ対応前
デジタル出力 BNC×1(Coaxial)
XLR×1(Balanced)
RCA×1(Coaxial)
ST×1(Optical)
デジタル出力フォーマット 44.1kHz
ワードシンク入力 BNC×1(Coaxial)
対応ワードシンク周波数 44.1kHz
電源 AC100V、50/60Hz
消費電力 57W
最大外形寸法
(端子、フットベース含む)
本体:幅445×高さ178×奥行530mm
電源:幅220×高さ178×奥行439mm
重量 本体:30.0kg
電源:17.2kg
付属 ワイヤレスリモコン
バージョンアップ P-0sへのバージョンアップ(\400,000)
VUK-P0(\350,000)