TEAC ff-55
¥49,800(1980年頃)
解説
低価格ながらメカニズムや機能を充実し、高音質化を図ったステレオカセットデッキ。
2モーター2ヘッド構成を採用しており、モーターにはキャプスタン用にサーボDCモーター、リール用にDCモーターを搭載し、ヘッドには高硬度パーマロイヘッドを搭載しています。
高域ノイズ(テープヒス)を録音・再生にわたって除去するドルビーNRシステムを内蔵しています。
メタルテープ/コバルト(クローム)テープ/ノーマルテープのそれぞれの特性を引き出すため、バイアス/イコライザーの独立3断切換が可能です。
専用にプログラミングしたICを使用しており、ソフトタッチ操作でコントロールが可能です。
rec muteとauto spacerを搭載しており、3秒以上rec muteボタンを押し続けていると、連続rec
muteとして働き、auto spacerは約3秒の無信号録音の後にpause状態で待機します。
メモリーオートリワインドを搭載しており、メモリースイッチがplayの時、テープエンドでオートリワインドになり、カウンター"999"でオートプレイになります。
ピークメーターを搭載しています。
アウトプットボリュームを搭載しています。
タイマースタンバイ機構を搭載しており、別売りタイマーをセットすれば留守録音、目覚まし再生が可能です。
別売りのリモートコントロールユニットを接続することで、離れたところから自由に操作が可能です。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック・2チャンネル・ステレオ方式 |
ヘッド | 録再:高硬度パーマロイヘッドx1 消去:フェライトヘッドx1 |
使用テープ | C-30~C-90カセットテープ |
テープ速度 | 4.8cm |
モーター構成 | キャプスタン用:電子制御DCモーターx1 リール用:DCモーターx1 |
ワウ・フラッター | 0.04%(WRMS) |
早巻時間 | C-60テープで90秒以内 |
周波数特性(総合) | 30Hz~19kHz(メタルテープ) 30Hz~18kHz(Co(CrO2)テープ) 30Hz~16kHz(ノーマルテープ) |
SN比(総合) | 60dB(3%歪レベル、聴感補正、メタルテープ) ドルビーシステム録再時:5dB改善(1kHz)、10dB改善(5kHz以上) |
入力感度/インピーダンス | マイク:0.25mV/200Ω以上(-72dB) ライン:60mV/50kΩ |
出力レベル/インピーダンス | ライン:0.3V/50kΩ以上 ヘッドホン:8Ω |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 15W |
外形寸法 | 幅432x高さ126x奥行302mm |
重量 | 6.8kg |
別売 | リモートコントロールユニット RC-90(¥10,500) |