オーディオの足跡
ハイレゾ音源配信 e-onkyo music

A-7400RXの画像

TEAC A-7400RX \398,000(1975年12月10日発売)

解説
A-7400のメカニズムとアンプ回路を継承し、さらに業務用に開発されたdbxシステムType-Iを搭載した2トラック38センチ・マスターレコーダー。

ノイズリダクションシステムとしてdbxシステム(Decilinear noise reduction system)を搭載しています。
dbxシステムでは、入力信号のダイナミックレンジをデシベルで1/2に圧縮して録音し、再生時には2倍に伸長して元に戻すことによって、通常のテープレコーダーで簡単に100dB以上のダイナミックレンジを可能にしています。

テープ走行系で重要な働きをするインピーダンスローラーやテンションアーム、ヘッドなどの取り付け精度を高めるため、高精度加工された経年変化の少ないダイキャストベースを採用しています。

ダイナミックバランスの優れたインピーダンスローラーにより、テープの走行ムラやワウ・フラッターを吸収し、滑らかなテープ走行を得ています。また、オイルダンプ式のテンションアームによって、常に安定したテンションを与え、立ち上がりをスムーズにし、音飛びを防いでいます。

キャプスタンとヘッドおよびヘッド相互間の距離を短くしています。また、最適なテープとヘッドのタッチ角度をとることにより、変調雑音を少なくしています。

テープの巻き付け角を、常に一定に保つ構造のテンションアームと組み合わされたカウンターローラーにより、テープの走行ムラを防いでいます。

走行系のモーターには、DCサーボ電子整流子モーターを採用しています。
DCサーボ電子整流子モーターは、24Vで駆動され、サーボ検出回路によって回転を電子的に制御し、回転速度を常に一定に保っています。また、機械的な接点が全く無いため、摩擦によるノイズの発生や磨耗から生ずる性能劣化を解消しています。

メカニズムの動作は、ICを使ったロジック回路によりコントロールしています。リレーなどによる機械的な接点が無いため、信頼度の高いモード操作が可能となっています。
また、ダイレクトファンクション方式を採用しており、FF/REWから直接PLAYへなど、自由な操作が可能です。
さらに、再生の途中から録音状態に入る後追い録音も可能です。

スケール範囲-40dB〜+5dBのピークレベルメーターを搭載しています。継続時間の短いパルス音にも対応するため、応答時間10msの電子回路を採用しており、正確な指示を可能にしています。

マイク入力を4系統搭載しており、L/Rチャンネルとも2系統ずつのマイクのセッティングができ、4本のマイクによる2チャンネルミキシング録音が可能です。また、ライン入力をL/Rチャンネルそれぞれ2系統搭載しており、ラインとラインのミキシング録音も可能です。
マイクとラインの2系統ずつのミキシング録音も可能です。

マイクアンプは、供給電圧を45Vと高くとり、PNP-NPNのトランジスタとダイレクトカップリングの組み合わせによって、電圧利用率を高め、ダイナミックマージンを大幅に改善しています。

オンマイク時などの過大入力によるマイクアンプの歪を防ぐため、20dB減衰できるL/R独立したマイクアッテネーターを採用しています。

レコードマスターボリュームを搭載しており、全ての入力レベルをひとつのボリュームで操作できます。

入力ボリュームにクリックストップ付きのメモリーマーカーを搭載しています。
プリセットした位置までボリュームを回すと、クリックストップによって位置を確認できます。

キューイング機構を搭載しており、早送りの状態でキューレバーを押し上げると、音がモニターでき、曲のはじめや編集したい位置を確認できます。また、再生ポーズにすれば、テープがヘッドにタッチした状態になるので、リールを手で回して正確な編集位置をチェックすることができます。

エディット機構を搭載しています。スイッチをONにして、PLAY操作をすると、テイクアップリールは止まったままテープが送り出されます。

開閉式のヘッドハウジング機構を採用しています。

ピッチコントロールを搭載しておりテープ速度を±5%の範囲で変えられます。

テープ走行量を分秒の端子で読み取ることができるリニアカウンターを搭載しています。
カウンターの精度は±1.5%以内となっています。

高硬度パーマロイヘッドを採用しています。

dbxエンコード出力端子を搭載しています。

dbxデコードコピー機構を搭載しています。

MPXフィルターを搭載しています。

バイアスとイコライザー独立3段切換のテープセレクターを搭載しています。

リアルタイムポーズ機構を搭載しています。

4トラック再生ヘッドを装備しています。

正確な規準レベルでクリックストップするアウトプットボリュームを搭載しています。

巻き戻し時にカウンターのプリセット位置で停止するメモリーオートストップ機構を搭載しています。

別売りのタイマーを使用することでタイマー録音/再生が可能です。

別売りでフルリモートコントロール機構がありました。
 
 
内部構造
 
機種の定格
型式 テープデッキ
トラック形式 2トラック・2チャンネル
4トラック・2チャンネル再生
ヘッド 4ヘッド
リール 17型、26型
テープ速度 38、19cm
モーター(3モーター) キャプスタン用:ダイレクトドライブ・DCサーボモーター
リール用:エディカレントインダクションモーター
ワウ・フラッター 38cm:0.04% wrms
19cm:0.05% wrms
周波数特性 38cm:25Hz〜30kHz
19cm:25Hz〜28kHz
SN比 60dB(3%THDレベル、WTD)
100dB(dbx in)
歪率 0.8%(規準レベル)
0.4%(dbx in)
ステレオセパレーション 50dB
70dB(dbx in)
入力 Mic:0.25mV/-72dB(適合マイクロホン600Ω以上)
Line:0.1V/50kΩ
出力 Line:0.3V/10kΩ以上
Headphone:8Ω
外形寸法 トランスポート:幅470×高さ455×奥行300mm
アンプ:幅470×高さ205×奥行310mm
重量 トランスポート:27.5kg
アンプ:12.5kg
別売 リモートコントロールユニット RC-170(\10,500)
タイマーコントロールアダプター RC-350(\9,500)