オーディオの足跡
ハイレゾ音源配信 e-onkyo music

A-6010GSLの画像

TEAC A-6010GSL \175,000(1972年頃)
\199,000(1973年頃)

解説
HDフェライトヘッドやSLレコーディング機構を搭載したGSLシリーズのテープデッキ。

A-6010GSLでは、17形(7号)リールに対応しており、テープ速度は19cmと9.5cmとなっています。

ヘッドにはHD(ハイ・デンシティ)フェライト・ヘッドを採用しています。このヘッドは、コア材に耐摩耗性に優れた超硬度ハイデンシティ・フェライトを採用し、ヘッドのベース部には飽和点が高く電磁変換特性の優れたパーマロイ合金を採用しています。この2つの素材を、ティアックが開発した接合技術により組み合わせることで、優れた特性を実現しています。

ローノイズテープの性能を生かすためSLレコーディング機構を搭載しています。
GSLシリーズでは、バイアス電流の切換装置を内蔵することで、ローノイズテープのメリットを生かしています。また、イコライザー/レベル切換スイッチにより、テープに合った録音が可能です。ローノイズテープで録音する時は、イコライザー/レベル切換スイッチをHighにセットします。
イコライザー/レベル切換スイッチをHighにセットすると、VUメーターのレベル指示が3VU下がり、最高プラス6VUまでメーターを監視しながら録音できます。

大型VUメーターを搭載しています。
スケールは直線に近いエキスパンデッドタイプのため、低レベルと高レベルでの目盛りの間隔が広く、最大+3VUまで確実に監視できます。また、VUメーターと連動するアウトプットボリュームによって送り出しレベルを自由に調整することができます。

アンプ部は、録音再生それぞれ2系統、合計4ユニットの専用アンプを搭載しています。イコライザー段は3段直結型となっており、ダイナミックマージンをとった余裕のある設計となっています。

同時モニター機能を搭載しており、録音中に、プログラムソースからの入力と録音されたテープからの再生出力を、スイッチで切り換えて比較できます。

マイクロスイッチとリレーを組み合わせたソフトタッチのスイッチを採用しています。

逆転時の立ち上がり改善とテープ保護のため、ピンチローラー機構に遅延回路が挿入されています。
キャプスタンが逆転し、定速回転になると、ピンチローラーが瞬間的に圧着してテープを走行させます。

好きなところへオートリバース信号が入れられるPS方式オートリバース機能を搭載しています。
シグナルレコードボタンを押してプレイするだけで簡単に逆位相の信号が記録されます。オートリバース信号の検出は録音ヘッドで行います。
また、一般に使われている箔センシング方式の回路も内蔵しています。

マイク入力とライン入力のボリュームがそれぞれ独立しており、双方のミキシングが可能です。

モニター用ヘッドホンのため、専用のアンプを内蔵しています。
 
 
使用ヘッド アンプ回路
HDフェライトヘッド構造図
 
機種の定格
型式 テープデッキ
トラック形式 4トラック・2チャンネル・ステレオ方式
ヘッド 4ヘッド:録音、再生、消去、リバース再生
リール 17形(7号)、12形(5号)
テープ速度 19cm、9.5cm(±0.5%)
モーター キャプスタン用:2速度ヒステリシスシンクロナスモーター×1
リール用:エディカレント・インダクションモーター×2
ワウフラッター 19cm:0.06%
9.5cm:0.09%
周波数特性 19cm:25Hz〜24kHz(30Hz〜20kHz ±3dB)
9.5cm:25Hz〜16kHz(30Hz〜13kHz ±3dB)
SN比 58dB
歪率 1%(規準レベル)
クロストーク 60dB(1kHz)
ステレオセパレーション 50dB(1kHz)
早巻時間 90秒(370mテープ)
入力 マイク:0.25mV/600Ω〜10kΩ適合(-72dB)
ライン:0.1V/入力インピーダンス50kΩ以上
出力 ライン:0.3V/入力インピーダンス10kΩ以上
ヘッドホン:8Ω
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 130W
外形寸法 幅447×高さ536×奥行210mm
重量 21kg
別売 リモートコントロールユニット RC-601(\7,500)
ポーズコントロールユニット RC-604(\3,500)
リピートユニット RC-602(\9,500)
アクリルカバー TZ-611(\3,500)