TEAC A-4010
¥99,800(1966年頃?)
解説
A-4000に録音専用アンプRA-40を組合わせたステレオテープデッキ。
4トラックのステレオテープを自動的に往復再生するために、逆方向送り再生専用のヘッドが追加されており、合計4個のヘッドを搭載しています。
ヘッドにはハイパボリック形の表面を持たせ、3ミクロン(再生)のギャップや前面シールド、精密加工等が施されたものを採用しており、周波数レンジやクロストークを改善しています。
モーターはテープ駆動用、巻戻し用、巻取り用にそれぞれ独立したモーターを搭載した3モーター式となっています。
テープ駆動用モーター、リールモーターにヒステリシストルクモーターを搭載しており、キャプスタンには4極8極の2速度モーターを採用しています。
シンメトリカルコントロールシステムを搭載しており、正方向、逆方向の再生、両方向の早送り、停止の動作が4個のボタンで自由に行えます。
自動逆転再生機能を搭載しており、テープの背面にセンシング箔を貼ることにより希望の位置で自動的に逆転再生を行うことができます。
また、自動停止機能を搭載しており、巻戻しや逆方向再生が終わるとテンションアームに連動したスイッチが働き、自動的に停止します。
テープテンションスイッチを搭載しており、テープの厚さによってバックテンションが2段に切換えられるようになっており、テープを痛める心配がありません。
モニター切換スイッチを搭載しており、ソースとテープを切換えてモニターできるため、録音された状態を録音と同時に確認できます。
4桁のインデックスカウンターを搭載しています。
機種の定格
型式 | テープデッキ |
トラック形式 | 4トラック・2チャンネル・ステレオ方式 |
リール | 最大7号 |
テープ速度 | 19cm、9.5cm(±0.5%) |
モーター | 2速度ヒステリシスモーターx1 ヒステリシストルクモーターx2 |
ヘッド | 消去・録音・再生・リバース再生の計4個 |
ワウフラッター | 19cm:0.12% 9.5cm:0.15% |
早巻時間 | 約70秒(360mテープ) |
周波数特性 | 19cm:30Hz~20kHz(50Hz~15kHz ±3dB) 9.5cm:40Hz~12kHz(50Hz~7.5kHz ±3dB) |
イコライゼーション | 19cm:50μs 9.5cm:120μs |
SN比 | 50dB |
漏話 | チャネル間:50dB(1kHz) トラック間:40dB(100Hz) |
入力感度/インピーダンス | ライン:0.14V(最小)/100kΩ マイク:0.25mV(最小)/10kΩ |
出力レベル/インピーダンス | 1V/100kΩ以上 |
電源 | AC100V/117V/220V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 110VA |
外形寸法 | 幅440x高さ445x奥行240mm |
重量 | 22kg |