TEAC 20-4
¥179,000(1978年頃)
解説
サイマルシンク機構を搭載した4チャンネルテープデッキ。
この頃はTASCAMはブランド化しておらず、30-4や20-4はタスカムシリーズと名付けられていました。
多重録音に必要なサイマルシンク機構を搭載しています。
テープデッキで音を重ねていく場合、各トラックの音が完全に同期(シンクロ)している必要があります。一般のテープデッキでは録音ヘッドと再生ヘッドが別々となっているため、再生の音をモニターしながら音を重ねるとヘッドの間隔だけ音がずれてしまいます。
サイマルシンク機構では最初に録音したものをモニターする場合に再生ヘッドではなく録音ヘッドでモニターしており、そのまま別のトラックへの録音が可能となっています。これによりトラック間の録音ズレが起きません。
別売りのミックスダウンパネルやオーディオミキサーを用いることでミックスダウンが可能です。
機種の定格
型式 | 4チャンネル |
トラック形式 | 4トラック・4チャンネル |
ヘッド | 消去、録音、再生 |
テープ速度 | 19cm/s、9.5cm/s、±0.5% |
モーター | 3モーター |
ワウ・フラッター | 19cm/s:0.08%(WRMS) 9.5cm/s:0.10%(WRMS) |
周波数特性 | 19cm/s:30Hz~22kHz 9.5cm/s:30Hz~16kHz |
外形寸法 | 幅440x高さ475x奥行220mm |
重量 | 21kg |