TEAC AZ-200
¥49,800(1970年発売)
解説
200シリーズのトータルパフォーマンスインジケーター(TPI)。
AZ-200をFM/AMチューナーAT-200SのTPI端子に接続するとFMチューニングをより正確にとることができます。
また、同時にマルチパスがあると波形が乱れるため、アンテナ方向を修正してマルチパスを除去でき、より最良の条件でのFM受信が可能となります。
FMチューナーからの入力をもとにリサージュ波形を画き、ステレオセパレーションをチェックできます。
ピークメーターとしての使用が可能です。
ブラウン管上に同心円で0dBと6dBの表示があるため、あらかじめテープデッキのVU計と0dBを合わせておけば精度の高いピークメーターとして使用できます。
TPIの場合は電気的な表示となるためアタックタイムが極めて早く、ピークメーターとして優れた条件を備えています。
録音・再生時の位相チェックに使用できます。
テープデッキの出力回路やアンプの出力回路に接続することで位相やL/Rのチェックに使うことができます。
スポットが温度の影響でドリフトを起こすのを最小限に留めるため全段直結の差動増幅回路を採用しており、ドリフトを最大2mm以内におさえています。
入力段にFETを採用した高インピーダンス入力回路を採用しています。
機種の定格
型式 | トータルパフォーマンスインジケーター | ||||||
周波数特性 | DC~100kHz -3dB | ||||||
感度 |
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入力インピーダンス | 縦軸:100kΩ 横軸:100kΩ |
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ブラウン管表示有効面積 | 40x40mm | ||||||
偏向方式 | 静電偏向方式 | ||||||
スポットドリフト | 常温で2mm以内 | ||||||
付属回路 | スポットキラー | ||||||
使用半導体 | トランジスタ:11個 FET:4個 ダイオード:9個 |
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電源電圧 | AC100V/117V/200V/220V、50Hz/60Hz | ||||||
消費電力 | 15W | ||||||
外形寸法 | 幅209x高さ151x奥行290mm | ||||||
重量 | 5kg |