SPENDOR LS3/5A pro
¥77,000(1台、1980年代後半頃)
¥82,000(1台、1993年頃)
解説
LS3/5Aから細かい変更が加えられたスピーカーシステム。
LS3/5A proではエンクロージャーがブラック仕上げとなっており、入力端子はキャノンコネクター仕様となっています。
LS3/5Aは、スペンドールの創始者スペンサー・ヒューズがBBC在籍中の1960年代に基本設計したものに基づき開発されました。スペンドールのLS3/5Aは、現代のトランジスターアンプでも効率よく駆動できるよう、VCインピーダンスを従来の15Ωから8Ωに変更し、耐入力も25Wから40Wに変更されています。
ユニットは低域用に11cmコーン型ウーファーであるB110、高域用に2cmドーム型トゥイーターであるT27を搭載しています。これらのユニットはBBCの許容範囲をパスしたものの中から厳選し、ステレオペアとして特性を揃えたもののみを採用しており、その誤差は全帯域にわたって±0.75dB以内の数値に納められています。
エンクロージャーは高密度の12mm厚カバ材で形成されており、接合部にはブナ材をあてることで強度と密閉度を確保しています。さらに、スピーカーユニットからの背圧に対しては質量の高いダンピング材で内部の共振を取り除いています。
仕上げはチーク仕上げとなっています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:11cmコーン型(KEF B110) 高域用:2cmドーム型(KEF T27) |
周波数特性 | 90Hz~20kHz ±3dB |
インピーダンス | 8Ω |
クロスオーバー周波数 | 3.5kHz |
出力音圧レベル | 82.5dB/W/m |
最大音圧レベル | 95dB/1.5m |
最大入力 | 40W |
ペアーマッチング | ±0.75dB |
外形寸法 | 幅185x高さ300x奥行160mm |
重量 | 5.3kg |