SONY ST-JX500
¥42,000(1982年8月21日発売)
解説
ソニー独自のダイレクトコンパレータ方式を採用したFM/AMチューナー。
ソニー独自の高速PLL-ICを採用することで、シンセサイザーチューナーの比較周波数を受信ステップと同じ100kHzにしたダイレクトコンパレータ方式を採用しています。これによりノイズやビートを大幅に低減し、SN比を改善しています。
FM/AM合わせて10局をランダムにプリセットできます。このメモリーには、ミューティングのON/OFFなどの設定状態まで記憶するマルチプロセスメモリーを採用しています。
数局にまたがる留守録音を可能にしたプログラムメモリー機能を搭載しています。
別売りプログラムタイマーを接続し、指定したプリセット局を順番に、最大4局まで呼び出せます。
弱電界局を探しやすいマニュアルチューン機能を搭載しています。また、次々にバンド内の局をサーチし、電波を捉えると約4秒間受信し次に移るスイープチューン、自動的に局を探すオートチューンの3つのチューニング方式を搭載しています。
プリセット局を次々に呼び出し、番組のチェックができるメモリースキャン機能を搭載しています。
FL表示管による集中ディスプレイを搭載しています。
フロントエンド部にはデュアルゲートMOS FETを使用しています。
電源コードには極性表示付き無酸素銅線を使用しています。
オーディオ専用パーツを厳選使用しています。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
回路方式 | PLLデジタル周波数シンセサイザー クォーツロック方式、スーパーヘテロダイン |
<FMチューナー部> | |
受信周波数 | 76MHz~90MHz |
アンテナ端子 | 75Ω不平衡/300Ω平衡 |
中間周波数 | 10.7MHz |
SN比50dB感度 | mono:3.5μV(IHF)/16.1dBf(新IHF) stereo:43μV(IHF)/37.9dBf(新IHF) |
実用感度 | 1.8μV(IHF)/10.3dBf(新IHF) |
SN比 | mono:90dB stereo:88dB |
高調波歪率(1kHz) | mono:0.06% stereo:0.09% |
混変調歪率 | mono:0.06% stereo:0.09% |
ステレオセパレーション | 55dB(1kHz) |
周波数特性 | 30Hz~15kHz +0.2 -0.5dB |
実効選択度 | 80dB(400kHz) 70dB(300kHz) |
キャプチャーレシオ | 1.0dB |
AM抑圧比 | 65dB |
イメージ妨害比 | 80dB |
IF妨害比 | 90dB |
スプリアス妨害比 | 100dB |
RF相互変調妨害比 | 74dB(IHF) |
キャリアリーク抑圧比 | 76dB |
ミューティングレベル | 30dBf |
オートチューニングレベル | 30dBf |
出力レベル/インピーダンス | 750mV/2.2kΩ |
<AMチューナー部> | |
受信周波数 | 522kHz~1,602kHz |
アンテナ | ビルトイン、EXT端子付 |
中間周波数 | 450kHz |
感度 | 46dB/m(ビルトインANT) 100μV(EXT ANT) |
SN比 | 55dB(50mV/m) |
高調波歪率 | 0.3% |
選択度 | 38dB(10kHz) 35dB(9kHz) |
イメージ妨害比 | 42dB |
<総合> | |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 11W |
外形寸法 | 幅430x高さ55x奥行300mm |
重量 | 2.9kg |
付属 | FMリボンアンテナ F型アンテナプラグ 局名表示ラベル ステレオ接続コード |