オーディオの足跡

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ULM-22の画像
 解説 

磁気回路が原因で発生する歪を改善したULM(Ultra Linear Magnetic Path)磁気回路を採用したスピーカーシステム。

ULMスピーカーではセンターポールの中心部に切欠部を設け、その部分に厚い銅メッキあるいは銅キャップを加えることで磁性材料の非直線性歪を追放しています。
また、耐熱性や機械的強度についても検討を加え、新開発の特殊合金樹脂による接着剤を採用し、さらにウーファーには金属製ボビンを用い、許容入力を引き上げています。

低域に25cmコーン型ウーファー、中域に10cmコーン型スコーカーを搭載しています。
コーン紙には厳選された北欧産パルプを採用し、ソニー独自の製紙技術によって製造されています。また、ボイスコイルボビンやボイスコイルボビンとコーン接着部などの異常振動によって、高音域限界周波数の2~3倍の帯域、非常に大きなレベルの異常音を輻射していることを解明し、大幅な遮音効果を発揮する防塵キャップを採用し、異常音の輻射を防止しています。
さらに、エッジにはクロスに極薄い特殊ゴムを引いて気密処理を施し、成型したものを使用しています。これにより、400Hz付近に生じやすい谷を取り去っています。
また、リード線には高純度の輸入銅箔に特殊樹脂加工したものを採用し、耐久性を向上しています。

高域には2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。

ネットワーク部には、直流抵抗の少なく、大入力でも歪まない大型空芯コイルを採用しています。
中域・高域用に連続可変型のレベルコントロールを搭載しています。

エンクロージャーには20mm厚の硬質パーティクルボードを用いたバスレフ構造を採用しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
ユニット 低域用:25cmコーン型
中域用:10cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
再生周波数帯域 40Hz~25000Hz
出力音圧レベル 88dB/W/m(新JIS)
インピーダンス
最大許容入力 70W(weighted pink noise)
クロスオーバー周波数 600Hz、4.5kHz
外形寸法 幅350x高さ590x奥行290mm
重量 15kg