SONY SS-GT88
¥45,000(1台、1991年発売)
解説
大画面のディスプレイに最適なスピーカーとして開発されたトールボーイタイプのスピーカーシステム。
超低域には16cmコーン型ウーファー2個によるSAW(Super Acoustically Loaded
Woofer)方式を採用しています。
この方式では、2つのキャビネットの間に駆動用スピーカーユニットを装着し、ダクトから必要な低域の再生音を取り出すことで低周波までの再生と同時に、中低音以上の音を音響フィルターでカットした特性とすることで、効果的な重低音の再生を可能にしています。また、振動板の前後方向の動きに対して対称にロードがかかるため、小振幅で歪の少ない駆動方式を実現しています。
低域には16cmコーン型ウーファーを搭載しています。
高域にはCD(Constant Directivity)ホーンを組合わせた2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
もともと広い指向性を持つドームトゥイーターに、ショートホーンを付けることで短径(上下)方向の指向性を鋭くし、長径(左右)方向の指向性を大幅に改善しています。また、ホーンのネック部の形を楕円形状にして振動板に音響的な制動を加えることで、歪の低減を実現しています。
エンクロージャーは五角形断面の構造となっており、設置方向の自由度が高いトールボーイ型となっています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計 |
ユニット | 超低域用:16cmコーン型x2 低域用:16cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型+CDホーン |
再生周波数帯域 | 30Hz~25000Hz |
出力音圧レベル | 85dB/W/m |
インピーダンス | 6Ω |
定格最大入力 | 100W |
瞬間最大入力 | 200W |
クロスオーバー周波数 | 150Hz、2.5kHz |
外形寸法 | 幅226x高さ1080x奥行245mm(台座、グリルネット含む) |
重量 | 16.5kg |