SONY TC-WR810
¥50,700(1989年発売)
解説
ツイン録再リバース機能に加え、ドルビーHXプロも搭載したダブルカセットデッキ。
2本の録音テープが1度に作れるツイン録再リバース機能を搭載しています。
さらに、オートリバース方式を採用しているため、テープを裏返えすことなく1巻分が録音できます。
バイアス量を1/1000秒単位でコントロールすることでオーバーバイアス現象を防止し、高域のリニアリティを改善するドルビーHXプロを搭載しています。
また、ハイスピードダビング時だけでなく、ノーマルスピード時の音質も改善するスーパーバイアスを採用しています。
FL管によるレベルメーターを搭載しています。
また、テープカウンターにもA/Bデッキに使用できるFLリニア電子カウンターを採用しており、0.00を動作点としたメモリーストップ/プレイが可能です。
ノーマルスピードとハイスピードの2種類の速度でA/Bデッキの動作タイミングを合わせたシンクロダビングが可能です。
オートスタンバイ機能を搭載しており、ノーマルスピードでのダビング中にAデッキを操作すると、Bデッキは自動的に録音ポーズ状態になります。その後ポーズを解除するとダビングを再開するので、選曲しながらの編集が行えます。
再生中に約10秒以上の無信号部があると早送りし、次の曲の頭から再生するブランクスキップ機能を搭載しています。
この機能をノーマルスピード・ダビング時に動作させると、再生側テープの約10秒以上の無信号部を自動的に約5秒に短縮したダビングテープが作れます。
また、AMS機能を搭載しており、再生中の曲や次の曲の頭出しが可能です。
ヘッドにはLC-OFC巻線レーザーアモルファスヘッドを採用しています。
ディレクションモードスイッチを搭載しており、片面だけの録音/再生、両面の録音と連続5回往復再生、Aデッキ両面→Bデッキ両面のリレー録音及びAデッキ両面→Bデッキ両面の再生を5回繰り返すリレー再生が選択できます。
ドルビーNR B-Cタイプを搭載しています。
テープの走行状態がわかるディレクションスイッチを搭載しています。
クイックオートリバース機能を搭載しています。
オートプレイ、カウンター連動メモリーストップ/プレイが可能です。
Type I/II/IVのオートテープセレクターを搭載しています。
ON/OFF可能なMPXフィルターを搭載しています。
オートスペース付きRec Mute機能を搭載しています。
別売りタイマーにより留守録音や目覚まし再生が可能です。
ヘッドホン端子を搭載しています。
ソフトイジェクトを採用しています。
CDシンクロ録音も可能なワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
ヘッド | 消去:2 録再:2 |
モーター | DCサーボモーター:2 |
SN比(EIAJ) | 56dB(Dolby off、ピークレベル、Metal-Sカセット) 71dB(Dolby NR C、ピークレベル、Metal-Sカセット) |
周波数特性 | 30Hz~18kHz ±3dB(EIAJ、Metal-Sカセット) |
周波数範囲 | 20Hz~19kHz(EIAJ、Metal-Sカセット) |
ワウ・フラッター (EIAJ) |
±0.13%Wpeak 0.09%WRMS |
歪率 | 0.5%(EIAJ、Metal-Sカセット) |
消費電力 | 22W |
外形寸法 | 幅430x高さ120x奥行275mm |
重量 | 4.7kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-900W |