SONY TC-WR705S
¥39,800(1994年発売)
解説
ドルビーS NRや豊富な機能を搭載したツイン録再リバースデッキ。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーS NRを搭載しています。
ドルビーSは、映画フィルム音響制作などで使われているドルビーSR(スペクトラム・レコーディング)の技術を導入しており、精密な信号処理を行うことにより、ノイズを約1/16(24dB)に低減します。また、ドルビーSはノイズリダクション特有の息づき現象に対しても十分な配慮がされており、音の大小や高低をきめ細かくコントロールすることで音質の変化が少なく、ダイナミックな音もナチュラルに録音できるようになっています。
さらに、ソニーの半導体技術により1チップ化するとともに、高密度実装技術を用いることで周辺パーツとともにモジュール化することで、高いノイズ低減と音質改善を実現しています。
ドルビーHX-PROを搭載しており、通常は固定されているバイアス電流を、信号の周波数やレベルに応じて1千分の1秒単位で最適値にコントロールすることで、高音域のリニアリティを保っています。
使用するテープに合わせた録音コンディションを自動設定するオートキャリブレーション機能を搭載しています。
CDシンクロ録音機能を搭載しており、ソニーのリモコン対応CDプレイヤーと組むことで、CDからの録音が手軽に行えます。
デッキに付属しているリモコンのCDシンクロボタンを操作すると、デッキはポーズ状態から録音スタートし、CDはやや遅れて演奏を開始します。
FLデジタルカウンターを搭載しています。
オーディオ信号のピーク値をリアルタイム表示でき、さらにピークホールド機能も装備したピークレベルメーターを搭載しています。
AMS機能をさらに進化させたマルチAMS機能を搭載しています。
この機能では、現在再生しているテープ位置から前後30曲までの頭出しが可能です。
AデッキにはRMS(ランダムミュージックセンサー)を搭載しています。
この機能では、テープのA面/B面を問わず聴きたい曲だけを選び、曲の順番を自由にプログラムして再生できます。
オートスペース付きレックミュート機能を搭載しており、録音時または録音ポーズ時に、ボタン一つで自動的に約4秒間の無録音部分をテープに記録し、録音ポーズ状態で待機します。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
形式 | 4トラック2チャンネル |
ヘッド | 消去:2 録再:2 |
モーター | DCサーボモーター:2 DCモーター:2 |
SN比 | 57dB(EIAJ、ドルビーNR off、ピークレベル、メタルテープ) 73dB(ドルビーNR C、ピークレベル、メタルテープ) |
周波数特性 | 30Hz~18kHz ±3dB(EIAJ、-20dB録音、メタルテープ) |
ワウ・フラッター (EIAJ) |
±0.13%Wpeak 0.07%WRMS |
歪率(EIAJ) | 1.8%(第3次高調波歪率、基準録音レベル250nWb/m、315Hz正弦波、メタルテープ) |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 25W |
外形寸法 | 幅430x高さ125x奥行290mm |
重量 | 4.5kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-J903 |