SONY TC-WR545
オープン価格(1995年発売)
解説
ランダムミュージックセンサーを搭載したツインリバースデッキ。
テープ中の好みの順番を再生できるRMS(ランダムミュージックセンサー)をAデッキに搭載しており、テープA面、B面両方にわたって28曲(片面14曲)まで、ランダムに曲を選んでプログラム可能です。
また、これを使用したダビングも可能で、Aデッキが曲をサーチしてる間、Bデッキは録音ポーズでスタンバイとなり、Aデッキで再生が始まると自動的にBデッキは録音状態になります。
録音特性が異なる様々なテープの能力を最大限に引き出して録音ができるように、ボタンひとつでテープに合わせた録音コンディションをセットできるオートキャリブレーション機能をBデッキに搭載しています。
録音時のバイアス値を調整するバイアスキャリブレーションと、テープ感度の違いによる録音・再生時のレベル差を調整するレベルキャリブレーションを同時に実効し、使うテープそれぞれに合わせた録音が手軽に行えます。
ヒスノイズを低減するため、A/B両デッキ(Aデッキは再生のみ)に同時に働くドルビーB/C
NRを搭載しています。
また、録音時にバイアス値を千分の一秒単位できめ細かくコントロールし、高音域のリニアリティを高めるドルビーHX-PROをBデッキに内蔵しています。
現在再生している曲から数えて、前後30曲までの頭出しができるマルチAMS(オートマチックミュージックセンサー)をA、B両デッキに搭載しています。
たとえば、5曲前に戻って聞きなおすならAMSボタン(←)を6回、2曲飛ばした直後の曲を聴くならAMSボタン(→)を3回押すだけで出来ます。
片道、リピート往復(5往復)、リレーの3モード・テープ走行切り替え機能を搭載しています。他にも、オートリバース付REC
MUTE機能、テープの種類(ノーマル、ハイポジション、メタル)を自動判別するオートテープセレクター、FMエアチェック時のパイロット信号をカットするMPXフィルタースイッチ、14セグメントFLピークレベルメーター、A/Bデッキ独立リセット機能付き4桁テープカウンター、ステレオヘッドホン端子などを搭載しています。
CDシンクロ機能付ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | ツインバース・カセットデッキ |
トラック型式 | 4トラック2チャンネル |
ヘッド | 再生x1、録再x1、消去x1 |
モーター | キャプスタン用:DCサーボモーターx2 リール用:DCモーターx2 |
ワウ・フラッター | 0.08%WRMS、±0.14%Wpeak(EIAJ) |
周波数特性 | 30Hz~18kHz(-20dB録音、メタルテープ使用時、EIAJ) |
歪率(EIAJ) | 1.8%(第3次高調波歪率、基準録音レベル250nWb/m、315Hz正弦波、メタルテープ使用時) |
SN比 | 57dB(ドルビーNR OFF、ピークレベル、メタルテープ使用時、EIAJ) |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 21W |
外形寸法 | 幅430x高さ123x奥行290mm |
重量 | 4.5kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-J954 |