SONY TC-RX50
¥39,800(1988年発売)
解説
LC-OFC巻線レーザーアモルファスヘッドやバイアス周波数のシフトアップなどを搭載した録再リバースデッキ。
録再ヘッドには、コア材に優れた磁気特性を持つアモルファス合金を使用し、さらにヘッド巻線にはLC-OFCを採用したLC-OFC巻線レーザーアモルファスヘッドを採用しています。LC-OFCは、純度99.995%以上の無酸素銅の結晶を巨大化し、容量リアクタンスによる歪を減少させており、優れたSN比と高域特性を実現しています。
スーパーバイアスを採用しており、バイアス周波数を高い帯域にシフトすることで、可聴帯域の限界に近い高い周波数成分が含まれているデジタルソースへの対応を図っています。
ディレクションモードスイッチを搭載しており、使用目的に合わせて、片面だけの録音/再生と、両面にわたる録音と両面連続再生の2タイプのテープ走行モードが選択できます。
リアルタイムのレベルを表示するレベルメーターにはFL管表示のレベルメーターを採用しています。
また、テープ走行量の目安となるテープカウンターにも、FL管表示のデジタルカウンターを採用しています。このカウンターはリバースモードでは減算カウントを行い、0.00を通過するとマイナスカウントします。
さらに、0.00を動作点としたメモリーストップおよび、続けて再生に移るメモリープレイも可能です。
ドルビーNR BタイプとCタイプを搭載しています。
キュー&レビュー機能を搭載しており、ストップ状態からポーズを押して早送りや早戻しをすると、録音内容を確認できます。
オートスペース付きRec Mute機能を搭載しています。
巻戻し完了後、自動的に再生を始めるオートプレイ機能を搭載しています。
テープイジェクトは、カセット収納部が静かに開くソフトイジェクト式を採用しています。
ラインとマイクの自動切替え機構付きマイク入力端子を搭載しています。
別売りタイマーにより留守録音や目覚まし再生が可能です。
ソニーのレコードプレイヤーやCDプレイヤーとのシンクロ録音が可能です。
ヘッドホン端子を搭載しています。
別売りワイヤレスリモコンにより、離れた場所からの操作が可能です。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
ヘッド | 消去:1 録再:1 |
モーター | DCサーボモーター:1 |
SN比(EIAJ) | 56dB(Dolby off、ピークレベル、Metal-Sカセット) 71dB(Dolby NR C、ピークレベル、Metal-Sカセット) |
周波数特性 | 30Hz~18kHz ±3dB(EIAJ、Metal-Sカセット) |
周波数範囲 | 20Hz~19kHz(EIAJ、Metal-Sカセット) |
ワウ・フラッター (EIAJ) |
±0.13%Wpeak 0.09%WRMS |
歪率 | 0.5%(EIAJ、Metal-Sカセット) |
消費電力 | 13W |
外形寸法 | 幅430x高さ120x奥行225mm |
重量 | 3.8kg |
別売 | ワイヤレスリモコン RM-88(¥10,000) |