SONY TC-K501ES
¥79,800(1986年頃)
解説
ESシリーズの設計思想を継承した録再オートリバースデッキ。
ヘッドブロックにはスーパーロートバイラテラル方式を採用しています。
これは、ダイキャストブロックにマウントしたヘッドを180゜反転させノーマル/リバース時とも同一のヘッドギャップを使うロートバイラテラル方式をベースに、回転部を支えるダブルラジアルベアリング構造を高精度化することで、より精密なゼロクリアランス自動調芯設計を追及しています。
また、テープエンドのリーダーテープを検知して素早く反転するクリックリバース機構を搭載しており、テープ反転時にもスムーズなつながりを実現しています。
録再ヘッドには、コア材に優れた磁性特性を持つアモルファス合金を採用し、さらにコイルの巻線にLC-OFCを使用したLC-OFC巻線レーザーアモルファス録再ヘッドを採用しています。LC-OFCにより容量リアクタンスによる歪を極限まで少なくし、音質改善を実現しています。
2ヘッド機で初のマニュアルによる録音キャリブレーション機能を搭載しています。
Rec Cal指令をすると、内蔵オシレーターからの基準レベル信号を約10秒間録音→録音開始地点まで巻戻し→約10秒間の再生→巻戻し-という一連の動作を自動的に行います。
スケールが拡大されたメーターを見ながら、調整ツマミによる簡単な操作で録音感度調整が可能です。
アンプ部は全段DCツインモノ構成を採用しています。
テープ走行を安定させるカセットスタビライザーを搭載しています。
AMS、ブランクスキップ、ミュージックスキャン機能を搭載しています。
ドルビーNR・Cタイプを搭載しています。
減算機能付きリニア電子カウンターを搭載しています。
ダブルインジケーション方式ワイドレンジピークプログラムメーターを搭載しています。
メモリーストップ/プレイ機能を搭載しています。
別売りタイマーにより、タイマー録再が可能です。
オートスペース付きRec Mute機能を搭載しています。
別売りのワイヤレスリモコンにより離れた場所から操作が可能です。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
ヘッド | 消去:1 録再:1 |
モーター | DCサーボモーター DCモーター |
SN比 | 56dB(EIAJ) 59dB(Dolby off、ピークレベル、メタルテープ) 72dB(Dolby NR C) |
周波数特性 | 30Hz~17kHz ±3dB(EIAJ、メタルテープ) |
周波数範囲 | 20Hz~19kHz(EIAJ、メタルテープ) |
ワウ・フラッター (EIAJ) |
±0.06%Wpeak 0.04%WRMS |
歪率 | 0.5%(EIAJ、メタルテープ) |
消費電力 | 24W |
外形寸法 | 幅430x高さ105x奥行275mm |
重量 | 6.2kg |
別売 | ワイヤレスリモコン RM-88(¥10,000) |