SONY TC-4250SD
¥59,800(1973年発売)
¥67,800(1974年頃)
解説
ドルビーシステムを内蔵したカセットデッキ。
ヘッドにはソニーが独自開発したF&Fヘッドを採用しています。
このヘッドはコア部とガード部に同質のフェライトを用いたオールフェライト構造となっており、経年変化による片減りやギャップエッジの崩れを抑えています。また、ヘッド表面をブラックミラー仕上げにしたことで、ゴミの付着も防いでいます。
メカニズム部のキャプスタン部に直径90mmの大型フライホイールを採用することで、安定した滑らかな回転を実現しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーシステムを内蔵しており、テープ固有のヒスノイズを低減しています。
3段切換え式テープセレクターを搭載しており、デュアド・フェリクローム・カセットにも対応しています。
ソニーリミッター録音方式を採用しています。
マニュアルでレベル合わせをした後、リミッタースイッチをONにしておけば、不意に大入力が入った時だけリミッター回路が作動して歪を防止します。
照明付きのVUメーターを搭載しています。また、VUメーターで追従できない一瞬の大入力に対応するため、LEDを用いたピークレベル・インジケーターを搭載しています。
メモリーカウンターを搭載しています。
オートシャットオフ機構を搭載しており、録音/再生/早送り/巻戻しなどのどの場合でもテープが巻き終ると操作ボタンとヘッド部ピンチローラーが停止位置に戻ります。これによって機構部やテープにかかる負担を防いでいます。
MPXフィルターを搭載しています。
マイク入力回路とライン入力回路が独立した設計となっているため、ミキシング録音が可能です。
ラインアウトボリュームを搭載しています。
ロック式ポーズボタンを搭載しています。
ファンクション表示ランプを搭載しています。
別売りでダストプロテクターがありました。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
テープ速度 | 4.8cm/sec |
トラック方式 | 4トラック2チャンネルステレオ |
録音時間 | C-120で往復120分 |
S/N比 | 55dB(ピークレベル) |
歪率 | 2.0% |
周波数特性 | 20Hz~17kHz |
ワウ・フラッター | 0.07% |
入力ジャック | マイクジャック(標準ジャック):最小入力レベル0.2mV/ローインピーダンス ライン入力ジャック(ピンジャック):最小入力レベル0.06V/100kΩ |
出力ジャック | ライン出力ジャック(ピンジャック):規定出力0.775V/10kΩ以上 ステレオヘッドホンジャック:8Ω |
録再コネクター | 入力インピーダンス:10kΩ以下 出力負荷インピーダンス:50kΩ以上 |
使用半導体 | トランジスタ:39個 IC:2個 ダイオード:2個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
外形寸法 | 幅411x高さ138x奥行294mm |
重量 | 7kg |
別売 | ダストプロテクター DP-24 |