SONY TC-350
¥46,900(1960年代中期頃?)
解説
オーディオ・マニア向けに企画設計された、3ヘッド・録音再生プリアンプ内蔵ステレオテープデッキ。
消去・録音・再生の各ヘッドが独立した3ヘッド式なため、録音ヘッドで録音中の音を再生ヘッドで再生し、録音状態をチェックできます。また録音前の音と切換えることもできるため、録音の確認ができます。
再生ヘッドにはソニー2ミクロンヘッドを使用しています。
プリアンプ部には、低雑音・高利得シリコントランジスタを18個使用したオール・シリコン・ソリッドステート構成を採用しています。
ヘッドホンによる再生やモニターに便利なバイノーラル・ジャックを搭載しています。
サウンド・オン・サウンド(S.O.S)録音ができるよう専用ボリュームを搭載しています。
マイクロスイッチにより、テープが巻き終わった時、自動的に機構部の電源が切れます。
DIN規格端子を搭載しています。
テープカウンターを搭載しています。
4トラックモノラル録音も可能です。
垂直・水平両用が可能です。
機種の定格
型式 | ステレオテープデッキ |
トラック形式 | 4トラック・2チャンネル |
テープ速度 | 19cm/s、9.5cm/sの2速度 |
使用リール | 最大7号 |
録音感度指示 | レベルメーターx2 |
ヘッド | 録音ヘッド:RP30-2902 再生ヘッド:PP30-4202N 消去ヘッド:EF18-2902H |
入力ジャック | マイク用:600Ω、最大感度-72dBs(0.19mV)x2 ライン用:約100kΩ、最大感度-22dBs(0.06V)x2 録再コネクター:約100kΩ、最大感度-42dBs(6.15mV)x1 |
出力ジャック | ライン用:100kΩ、出力0dBs(0.775V)x2 モニタージャック:10kΩ、出力-1dBs(0.692V)x1 録再コネクター:500kΩ、出力0dBs(0.775V)x1 |
ワウ・フラッター | 19cm/s:0.17%以下 9.5cm/s:0.25%以下 |
周波数特性 | 19cm/s:30Hz~20kHz(50Hz~15kHz ±3dB) 9.5cm/s:30Hz~14kHz |
歪率 | 基準レベルで3%以下 |
S/N | 50dB以上 |
クロストーク | トラック間:50dB以上 チャンネル間:45dB以上 |
使用半導体 | 2SC402:18個 2SB381:2個 2SC291:1個 1T22A:2個 5GD:2個 |
電源 | AC100V/110V/117V/125V/220V/240V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 約50W |
外形寸法 | 幅400x高さ160x奥行320mm |
重量 | 約8kg(本体のみ) |
付属 | リール:R-7Ax1 接続コード:平行シールド線(RK-56)x2 ヘッドクリーニングリボン:1個 リールキャップ:2個 防塵カバー:1個 |