オーディオの足跡

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TC-2310の画像

SONY TC-2310
  • ¥47,800(1975年発売)

  •  解説 

    ソニーの最初の正立透視型デッキシリーズとして発売されたコンポスタイル・カセットデッキ。

    TC-2350SDとの違いはドルビーNRの有無のみです。

    メカニズム部に正立透視型を採用しており、カセットを入れた時にカセットが垂直に正立します。
    これにより、カセットのラベルに書かれた文字の確認がし易くなり、さらにヘッドクリーニングやヘッド消磁が簡単に行えるようなっています。また、カセットの背後のシースルー照明により、テープの残量が確認できます。

    ヘッド部にはF&F(フェライト&フェライト)ヘッドを採用しています。
    このF&Fヘッドは、コア部とガード部の両方にフェライトを採用しており、これを同じ硬度のガラスで融合溶着しています。これにより、ヘッドの片減りやギャップエッジのくずれを抑え、ゴミの付着も防いでいます。

    テープ駆動メカニズム部には周波数発電機付きDCサーボモーターを採用しています。
    このモーターの回転は滑らかな上、サーボによって速度がコントロールされているため、電源周波数の影響を受けず、50Hzと60Hzのサイクル切り替えが不要です。また、電源電圧が変化しても一定の回転を保っています。

    タイマースタンバイスイッチを搭載しており、別売タイマーと組み合わせることで留守録音や目覚まし再生が行えます。
    タイマースタンバイ中はピンチローラーがキャプスタンから離れ、メカに負担がかからないようにしています。

    バイアスとイコライザーが独立した3段切換式テープセレクターを搭載しています。

    不意の過大入力による音の歪を防ぐため、ソニーが開発したリミッター録音方式を搭載しています。
    マニュアルでレベルあわせをした後、リミッタースイッチをONにしておけば、適正入力の時にはマニュアル録音の状態で録音され、不意に大入力が入った時だけリミッター回路が動作します。
    この機能はoffにすることもできます。

    3桁表示のテープカウンターを搭載しています。

    照明付きレベルメーターを搭載しています。

    テープ残量照明を搭載しており、カセットテープを後ろから照らしてテープの残り具合が確認できます。

    オートシャットオフ機構を搭載しており、録音・再生・早送り・巻戻しのどの状態でもテープが巻き終わると、操作ボタンとヘッド部、ピンチローラーが停止位置に戻りメカニズムを解放します。
    これにより機構部やテープに無用な負担がかかるのを防止しています。

    機種の定格
    型式 ステレオカセットデッキ
    テープ速度 4.8cm/s
    トラック方式 4トラック2チャンネルステレオ
    録音時間 往復120分(C-120使用時)
    録音バイアス周波数 105kHz
    総合SN比 54dB(ピークレベル)
    総合歪率 1.7%(Fe-Cr)
    周波数特性 30Hz~15kHz/50Hz~14kHz ±3dB(Fe-Cr)
    30Hz~15kHz/50Hz~14kHz ±3dB(CrO2)
    30Hz~13kHz(normal)
    ワウ・フラッター 0.09%wrms
    入力端子 マイクジャック(標準ジャックx2)
     最小入力レベル:0.2mV
     ローインピーダンスマイク用
    ライン入力ジャック(ピンジャックx2)
     最小入力レベル:0.06V
     入力インピーダンス:100kΩ以上
    出力端子 ライン出力ジャック(ピンジャックx2)
     規定出力:0.435V(100kΩ負荷時)
     負荷インピーダンス:10kΩ以上
    ステレオヘッドホンジャックx1
     負荷インピーダンス:8Ω
    録再コネクター 入力インピーダンス:10kΩ以下
    出力インピーダンス:10kΩ以下
    使用半導体 トランジスタ:17個
    ダイオード:11個
    電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
    消費電力 6W
    外形寸法 幅360x高さ145x奥行285mm
    重量 5.3kg
    付属 接続コード(RK-74H)x2
    ヘッドクリーニング棒1セット