SONY MDS-S38
¥46,000(1997年発売)
解説
コンパクトな幅280mmサイズのMDデッキ。
20ビットプロセッシングのワイドビットストリーム技術を投入しており、新開発のATRAC用デジタル処理LSIをキーデバイスとし、A/D変換部・サンプリングレートコンバーター・D/A変換部までデジタルデータの信号処理をオーバー16ビットの精度で行うことで、ミニディスクの音質を向上させています。
32kHzや48kHzといったサンプリング周波数を自動的に44.1kHzに変換するサンプリングレーターコンバーターを搭載しています。
ボタン操作の内容を音で確認できるビープ機能のオン/オフ切替えが可能です。
ミュージックシンクロ録音機能を搭載しており、リモコンのミュージックシンクロ・ボタンを押した後に、接続したCDプレイヤーやカセットデッキなどの再生をスタートさせるだけで、音楽信号の入力を検知して自動的に録音を開始します。
タイムマシン録音機能を搭載しており、録音ポーズ状態でマルチジョグダイヤルを押すと、最大6秒前の音に遡ってディスクに記録されます。
スマートスペース機能を搭載しており、デジタル録音時に3秒以上の無音部分を自動的に約3秒間に揃えることができます。
曲の連結や分割、移動などのディスク編集が可能なTOC EDIT機能を搭載しています。さらに、最後に行った編集操作をキャンセルし、編集前の状態に戻すことが出来るUNDO機能を搭載しています。
また、COMBINEやDIVIDEでの編集ポイントを確認できるリハーサル機能を搭載しています。編集ポイントの移動は、最大-128ステップ~+127ステップ(1ステップは約0.06秒)で微調整できます。
1曲内の指定した2点間を消去できるA-B ERASE機能を搭載しています。
別売りのタイマーと組んで録音・再生が可能なタイマースタンバイ機能を搭載しています。
ディスクを2倍の長さに使えるモノラル録音・再生機能を搭載しています。
ディスク1枚につき、曲名やディスク名を約1,700文字まで入力できるタイトル機能を搭載しています。
アルファベットや記号の他にカタカナにも対応しており、本体やリモコンで入力ができます。また、別売りのカタカナ入力専用リモートコマンダーRM-D10Pを使用して入力することができます。
ディスクイン・オートパワー機能を搭載しています。
デジタル録音はSCMS(シリアルコピーマネージメントシステム)により、1世代に限り可能で、2世代以降のデジタル録音はできません。
ブラックとシルバーの2種類のバリエーションがありました。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | MDデッキ |
A/Dコンバーター | 20bit⊿∑ |
D/Aコンバーター | ハイブリッドパルスD/Aコンバーター |
音声圧縮方式 | ATRAC |
録音・再生時間 | ステレオ:最長74分 モノラル:最長148分 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.3dB |
ダイナミックレンジ | 96dB以上(再生時) |
SN比 | 96dB以上(再生時) |
全高調波歪率 | 0.004%以下(再生時) |
ワウ・フラッター | 測定限界(0.001%W・peak)以下 |
入力端子 | ライン:1系統 光デジタル:2系統 |
出力端子 | ライン:1系統 光デジタル:1系統 ヘッドホン:1系統 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 13W |
外形寸法 | 幅280x高さ90x奥行282.5mm |
重量 | 約2.8kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-D8M |
別売 | カタカナ入力専用リモートコマンダー RM-D10P(¥7,500) |