SONY MDS-JE780
オープン価格(¥45,000前後、2002年6月20日発売)
解説
NetMD規格に対応し、ATRAC/ATRAC3 DSP Type-Sを搭載したMDレコーダー。
パソコンとMDを接続するNetMD規格に対応しています。
NetMDは著作権を保護しながらパソコン上の音楽データをMD機器に転送する規格で、ネットで購入した音楽データやCDの曲を転送して録音する事ができます。また、録音したディスクはポータブルMDなどの機器で再生が可能です。
新開発のDSPであるATRAC/ATRAC3 DSP Type-Sを搭載しており、MDLPモードの再生音質を改善しています。
MDLPモードでは圧縮方式にATRAC3を使用していますが、高効率の圧縮方式であるため演算能力を必要とします。このDSPではATRAC3信号のデコード時にブロックフローティング演算を実行する事で従来は切り捨てられていた微小な音の再生を可能にしています。これにより従来モデルに比べて約6dBのノイズ低減を実現しています。
また、このDSPは従来のATRAC用DSP Type-Rの演算能力も全て継承しています。
グループ機能を搭載しており、録音した曲をCD別などのグループに分けてディスク内で管理・再生・録音・編集ができます。
キーボード端子を搭載しており、DOS/Vパソコン用のキーボード(PS/2端子)を用いて文字入力やデッキの基本操作が行えます。
S.F(Scale Factor)エディットを搭載しています。
A/D変換部には24ビットデルタシグマA/Dコンバーターを搭載しています。
また、D/A変換部にはハイブリッド・パルスD/Aコンバーターを搭載しています。
ミュージックシンクロ機能を搭載しています。
ピッチコントロールを搭載しています(ピッチ上げ不可)。
WindowsXPに対応しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | MDデッキ |
A/Dコンバーター | 24bitΔΣ |
D/Aコンバーター | ハイブリッド・パルスD/Aコンバーター |
周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.3dB |
ダイナミックレンジ | 96dB以上(再生時) |
SN比 | 98dB以上(再生時) |
全高調波歪率 | 0.006%以下(再生時) |
ワウ・フラッター(再生時) | 測定限界(0.001%W・peak)以下 |
入力端子 | ライン:1系統 光デジタル:2系統 |
出力端子 | ライン:1系統 光デジタル:1系統 ヘッドホン:1系統 |
PC Link端子 | 搭載 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅430x高さ95x奥行285mm |
重量 | 約3.1kg |
付属 | ワイヤレスリモコン(RM-D10J) USBケーブル CD-ROMソフト(OpenMG Jukebox Ver2.2) |