SONY MDS-DRE1
¥115,000(1998年発売)
解説
MDによるリミックスが可能なMDレコーダー/プレイヤー。
素材となる曲をMDにデジタル録音しディスク編集機能を使うことで、サンプラー感覚のフレーズサンプリングが可能です。
さらに、再生中のMDの未録音部分に録音ができる独自のバックトラックレコーディング機能を搭載しており、ミキサーを使ったほかのソースとのリミックスプレイをリアルタイムで録音したり、録音した音をサンプラー感覚で再度リミックスの素材として使うことも可能です。
HOT START機能を搭載しており、MDの中の任意の8曲を8個のキーパッドに自由にアサインでき、曲の冒頭部分をあらかじめメモリーした状態からタイムラグの無い瞬時のスタートが可能dえす。さらに、HOT
START機能の設定状態はディスクのTOCに自動記録され、同じディスクをセットすれば、何度でもすぐに同じ状態でスタンバイできます。
8Cueポイントメモリーを搭載しており、Cueポイントは1曲につき1ポイント、32曲中最大8曲まで記憶させて、キーパッドにアサイン可能です。ポーズ状態からCueボタンを押しながらスクラブダイヤルを前後させることで、モニターしながらCueポイント調整が可能です。
また、スクラブダイヤルのみでの微調整も可能です。
8パッドx4バンク・オートアサイン機能を搭載しており、ディスクの収録曲やプログラム曲を最大32曲まで曲順に沿って8パッドx4バンクに自動的にアサインできます。これによりバンクを切替えながら、キーパッドを押すだけでダイレクトに選曲できます。
シームレースループ機能を搭載しており、再生中にリアルタイムで設定したIN/OUT点の区間を途切れる事無く連続的にリピートさせることができます。また、リループボタンにより、一旦ループを解除した後もワンタッチで設定した区間のループ再生ができます。
ポーズ状態で大型スクラブダイヤルを回すと、回すスピードに応じた再生速度で正逆両方向のデジタルスクラブが可能です。
スピード/ピッチ独立コントロールフェーダーにより、つなぐ曲に合わせて店舗とキーそれぞれを正確に調整したり、曲の途中の感想部分で店舗はそのままにピッチを変えて転調させるなどの演出が可能です。
1曲ごとにナレーションを入れたり、SE再生などに便利なオートポーズ&オートキュー機能を搭載しています。
UNDOも可能なTOC EDIT機能により1/86秒精度のディスク編集が可能です。
サンプリングレートコンバーターを搭載しています。
別売りで、MDS-DRE1と接続して録音/再生の操作ができる2連タイプのフットスイッチがありました。
機種の定格
型式 | MDデッキ |
録音方式 | 磁界変調オーバーライト方式 |
再生方式 | 非接触光学式 |
レーザー | 半導体レーザー(λ=780nm) |
回転数 | 約400~900rpm |
符号化方式 | ACIRC |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
音声圧縮方式 | ATRAC |
変調方式 | EFM(8-14変調) |
チャンネル数 | ステレオ2チャンネル |
録音・再生時間 | 最長74分 |
周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.5dB |
SN比 | 98dB以上 |
ワウ・フラッター | 測定限界(0.001%W・peak)以下 |
入力端子 | ライン:1系統 光デジタル:1系統 同軸デジタル:1系統 |
出力端子 | ライン:1系統 ヘッドホン:1系統 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 23W |
外形寸法 | 幅300x高さ121x奥行356mm |
重量 | 約4.1kg |
別売 | フットスイッチ FS-A8(¥3,500) |