SONY MDS-DL1
¥59,000(1999年発売)
解説
i.LINKに対応し、高速ミュージックダウンロードやVAIOとつないでMD編集ができるMDデッキ
i.LINKに対応しており、ソニーのi.LINK端子搭載デジタルCSチューナーDST-MS9と組み合わせて、スカイパーフェクTV!の音楽配信チャンネルから気に入った曲を4倍速でダウンロードすることができます。
また、MDデッキ初のMD clipに対応しており、VAIOとi.LINK接続することで、画像やメッセージを取り入れたMD編集・再生が可能です。
MDclip Editorを使用することでVAIOのキーボードから漢字やひらがな文字の入力が可能です(本体では英数カナ文字のみ表示)
ATRAC用DSPに信号処理能力を従来の2倍に高めたATRAC用TYPE-R DSPを新開発し採用しています。また、新規に開発したインテリジェント・ビット・リアロケーション・アルゴリズムの採用により、高められた処理能力を最大限に使い、スペクトラム変換されたデータを再分析することで、今まで発見が困難だった微小レベルの冗長なビット配分をサーチし、聴感上重要な周波数帯域に再分配しています。これによりビット配分がさらにきめ細かく洗練され、元の音楽ソースの波形に近づけることが可能になっています。
このATRAC用TYPE-R DSPで録音したディスクは、TYPE-R DSPを採用していないMDデッキでも再生が可能です。
ワイドビットストリームテクノロジーが導入されており、ATRAC用DSPのダイナミックレンジとデジタルイン・アウトなどの周辺回路のオーディオデータ語長を、これまでの16ビットからさらに多ビット化することで、ダイナミックレンジの広い録音・再生を可能にしています。
32kHzや48kHzの各サンプリング周波数を44.1kHzに自動変換するサンプリングレートコンバーターを搭載しています。
デジタルRECレベルコントロールを搭載しており、ゲイン0dBを中心として-∞dBから最大+12dBまでコントロールができます。
ミュージックシンクロ機能を搭載しており、リモコンのミュージックシンクロ・ボタンを押した後に接続した機器の演奏をスタートさせるだけで、音楽信号の入力を感知して自動的に録音を開始します。
アドバンスト・タイムマシン録音機能を搭載しており、最大30秒前に遡って録音が可能です。
曲の分割(DIVIDE)、連結(COMBINE)、移動(MOVE)などの編集が可能です。また、間違えた場合に直前の編集操作をキャンセルできるUNDO機能を搭載しています。
COMBINEやDIVIDEでの編集ポイントを確認できるリハーサル機能を搭載しています。
編集ポイントの移動は、DIVIDEの編集点を分・秒・フレーム(約0.01秒)単位で微調整できます。
1曲内の指定した2点間を消去できるA-B ERASE機能を搭載しています。
ディスク名や曲名を約1,700文字までディスクに記録できるタイトル機能を搭載しています。
アルファベットや数字、記号に加え、カタカナ文字にも対応しており、録音・再生中でも本体及びリモコンから入力ができます。
デジタル録音はSCMS(シリアルコピーマネージメントシステム)により、1世代に限り可能で、2世代以降のデジタル録音はできません。ただし、CS放送からの録音の場合、番組によっては録音できないことがあります。
モノラルフォーマットのMDには再生のみ対応しています。
スマートスペース機能を搭載しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | MDデッキ |
A/Dコンバーター | 20bit⊿∑ |
D/Aコンバーター | ハイブリッドパルスD/Aコンバーター |
音声圧縮方式 | ATRAC |
録音・再生時間 | ステレオ:最長80分 |
周波数特性 | 10Hz~20kHz ±0.3dB |
ダイナミックレンジ | 95dB以上(再生時) |
SN比 | 95dB以上(再生時) |
全高調波歪率 | 0.005%以下(再生時) |
ワウ・フラッター | 測定限界(0.001%W・peak)以下 |
入出力端子 | i.LINK端子(4ピンS200)x2 |
入力端子 | 光デジタル(光ミニ)/アナログミニ兼用:1系統 |
出力端子 | ライン:1系統 ヘッドホン:1系統 |
電源電圧 | DC9V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 5W |
外形寸法 | 幅150x高さ65x奥行245mm |
重量 | 約1.3kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-D32M ACアダプター アプリケーションソフト(CD-ROM) |