解説　

DTC-500ESとほぼ同じ構成をミニコンポサイズに凝縮したDATデッキ。

A/D変換とD/A変換それぞれに、サンプリング周波数を2倍に高めることで、ローパスフィルターの負担を軽減する2fsタイプのコンバーターとデジタルフィルターを搭載しています。また、両コンバーターは新開発のLSI1個に集約し、デジタルフィルターもA/D D/A変換どちらにも同じ回路をしようするA/D/A方式を採用しています。
録音と再生を同一回路で使用できることから、位相補正や時間軸補正を容易にしています。

デジタルピークマージン表示機能を搭載しており、録音の際にあとどのくらい記憶レベルに余裕があるかをdB単位でデジタル表示できます。
この表示の基となるデータは、レベルメーター表示用も併せてデジタル処理回路のデータを引用しており、正確な値を得ています。

サブコード機能により、アブソリュートタイム機能、タイムサーチ機能、スタートIDやスキップIDの設定、リハーサル機能、プログラムナンバー、リナンバー、イレース機能、リモコンによるRMSプレイ、リピートなどが可能です。

2D.D.+1BSLモーターメカニズムを採用しています。

光と同軸の2系統のデジタル入力端子と光デジタル出力端子を搭載しています。

サブコードによるアブソリュートタイム表示に加え、4モードに切替えできるリニアカウンターを搭載しています。

-60dB～0dB各ch24セグメントのデジタルピークメーターを搭載しています。

約2倍速と約16倍速の2スピードによるキュー＆レビュー機能を搭載しています。

1度も録音したことがない未録音部を自動的に探すブランクサーチ機能を搭載しています。

カウンター0:00の位置まで巻戻し再生するメモリープレイ機能や、巻戻し後すぐに再生するオートプレイ機能を搭載しています。

別売りタイマーと組み合わせて留守録音や目覚まし再生が可能です。

出力可変のヘッドホン端子を搭載しています。

サイドウッドは取外しが可能です。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

機種の定格

型式	DATデッキ
チャンネル数	2チャンネルステレオ
サンプリング周波数	48kHz(録音/再生) 44.1kHz(再生のみ) 32kHz(Digital inのみ録音/再生)
量子化ビット数	16ビット直線
エラー訂正	ダブルエンコーデッドリードソロモンコード
エンファシス	プリエンファシス(録音時、アナログ入力に対して)offに固定 ディエンファシス(再生時)on/off自動切換
変調方式	8-10変換
周波数特性	5Hz～22kHz ±0.5dB
ダイナミックレンジ	90dB以上(録音時、エンファシスoff)
SN比	90dB以上(録音時、エンファシスoff)
全高調波歪率	0.008%以下
ワウ・フラッター	測定限界(±0.001% W.Peak)以下
インターフェース	アナログLine in/out:ピンジャック Digital in:EIAJ準拠同軸および光 Digital out:光
電源	AC100V、50Hz/60Hz
消費電力	34W
外形寸法	幅390x高さ106x奥行402mm
重量	約8.2kg
付属	ワイヤレスリモコン RM-N500