オーディオの足跡

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CDP-M99の画像
 解説 

8fs18ビットリニアD/Aコンバーターを搭載したCDプレイヤー。

D/A変換部には8fs18ビットリニアD/Aコンバーターを搭載しています。

ジッターによる問題を解消するため、ダイレクト・デジタル・シンクを搭載しています。
CDP-M99ではデジタルシンクICを搭載しており、デジタル信号の電圧時間軸をジッターを含んでいないクリーンなマスタークロックの精度に整え直してD/Aコンバーターに出力することで、位相に正確なD/A変換を可能にしています。

サーボ回路にはSサーボIIIを搭載しています。
SサーボIIIではサーボ電流の高域ノイズ成分をローパスフィルターで除去し、滑らかなサーボ電流を供給しています。これにより電源部からの電力供給を安定させ、音質への悪影響を防止しています。

ディスクの回転を制御する駆動系サーボ回路にはデジタルCLVサーボを搭載しています。
デジタルCLVサーボではスピンドルモーターの回転を検出し、これを10ビットの分解能でコントロールしています。これによりディスクの内周、外周を問わず正確な線速度を維持しています。また、12cmCDと8cmCDのディスクの慣性質量の違いも検出し、より適切なドライブを行っています。

ピックアップ部にRFアンプを内蔵することでローノイズ・高安定化を図っています。

デジタル信号処理LSIにはソニーCDプレイヤー用第4世代LSIを採用しており、従来外付けだったRAMを容量32kビットにアップしたうえで内蔵しており、さらに厳密な6重エラー訂正方式を採用することで信号処理能力の的確さを高めています。

フロントパネルにはアルミフロントパネルを採用しています。


カスタムエディット機能を搭載しており、ピークサーチ、タイムエディット、プログラムエディット、マルチディスクプログラム、タイムフェード、バリアブルフェード、マニュアルフェーダーの7つの機能を利用できます。

ピークサーチでは全曲を高速サーチし、音量レベルの一番大きい箇所の前後約4秒間を繰り返し再生します。

タイムエディットはテープ録音時のA面とB面の編集が効率良く行えます。
まず、使うテープの長さに合わせて編集する場合はTIME SETボタンまたはAMSボタンでテープの長さをセットし(ダイレクトキーで秒単位のセットも可能)、エディットボタンを押すと、まずA面分として1曲目から順番にプログラムして、タイムオーバーの曲にぶつかったら、時間内に収まる曲のうち一番長い曲をセレクトします。その後エディットボタンを押すと同様にB面の編集を行います。
また、AMSボタンでハーフディスクを選択してエディットすると、曲順を入れ替えずにテープA面とB面が同じくらいの長さになるように曲を振り分けます。

プログラムエディットでは好きな曲を好きな順番にマニュアルで編集できます。
AMSキーかダイレクトキーで積算時間を確認しながら好きな曲を好きな順番にプログラムします。この時オートスペースをオンにすれば、各曲の演奏時間に3秒ずつのブランクを加算してエディットできます。ポーズボタンを押したところでA面分、続けてB面分までまとめてプログラムできます。

マルチディスクプログラムでは複数のディスクにまたがって編集できます。
プログラムモードでプログラムし、トレイをオープンすると「MULTI PGM」の表示が出て自動的にマルチディスクプログラムに移行します。プログラムは最大6枚(24曲)までできます。また、途中でポーズをプログラムすることもできます。

タイムフェードでは指定した時間にフェードアウトさせることができます。時間設定はTIME SETボタンかAMSボタンで行います。

バリアブルフェードによってフェードイン/・フェードアウトする時間を2秒から10秒まで1秒単位でセットできます。

マニュアルフェーダーでは好みの箇所でフェードイン/フェードアウトができます。


カスタムファイル機能を搭載しており、ディスクメモ、カスタムインデックス、プログラムバンク、ラストモードメモリー、ファイルリコールの5つの機能を利用できます。

ディスクメモではディスク1枚につき最大10文字までメッセージが記録できます。使える文字は英数字と特殊記号、ブランクを加えた78文字になります。

カスタムインデックスでは、ディスクにインデックスの好きな個所に自分だけのインデックスが付けられます。セットはディスク1枚につき最大10ポイントまで行え、約±0.15秒ステップの微調整が可能です。

プログラムバンクではプログラム演奏を記録しておくことができます。

ラストモードメモリーではカスタムファイルをつけたディスクのとり出す直前にセットされていたプレイモード、フェードタイムをメモリーでき、同じディスクを入れた時にはそのモードが自動的に呼び出されます。

ファイルリコールではどんなファイルを入れていたかをチェックできます。
この機能はディスクをセットしてなくても呼び出すことができ、しかも不要なファイルはその場で消去できます。



99曲デリートシャッフル機能を搭載しており、好きな曲だけを残してランダム演奏することができます。

オートスペース機能を搭載しており、曲間を約3秒間の無音スペースに整えられます。

マルチモードタイマーを搭載しており、外部タイマーと組み合わせて自動演奏が可能です。
また、プログラム演奏やシャッフルプレイ、カスタムインデックスなどの好きなプレイモードを選んでタイマー再生できます。

光デジタル出力を搭載しています。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

機種の定格
型式 CDプレイヤー
外形寸法 幅355x高さ95x奥行310mm
重量 3.5kg
付属 ワイヤレスリモコン RM-D390