SONY CDP-103
¥84,800(1985年頃)
解説
ソニーの「リバティ」などにフィットするパーソナルサイズのCDプレイヤー。
光学系駆動メカニズムを支えるベースユニットには、セラミックパウダー入りの特殊樹脂とメタルを複合成型し、制振効果を大きく高めた新開発ブラック・セラデッドベースユニットを搭載しています。
また、ディスクをホールドするチャッキングアームにも制振対策を施し、不要振動の排除を徹底しています。
CDプレイヤー用のリニアモーターを光学ブロックに一体化し、高速アクセスを可能にしています。
全てのデジタル信号処理を1種類のクロックで完全同期させるユニリニア・コンバーターシステムを採用しており、クロック干渉によるビート発生が原理的にありません。
新開発のサーボ回路を採用しており、ディスクの傷や汚れをメインスポットの信号から高感度な微分方式で検出しています。
その検出データを基にサーボ回路を制御して、トレースを安定に保ちます。
アナログ回路は、メカ部とアンプ部を分離して配置し、オーディオ回路はLRツインモノ構成としたほか、アースパターンや回路基板の取り付け法方法に検討を加え、音を汚す要因を排除しています。
さらに、7次ディスクリート・アナログフィルターやオーディオ専用広帯域オペアンプなどを採用しています。
電源部はデジタル回路用とアナログ回路用を分離した6系統独立の安定化電源を採用しています。
聴きたい曲を好きな順序でプログラムして連続再生できる最大16曲のRMS機能を搭載しています。
1曲/全曲/A⇔B(部分)/RMSの4パターンのリピートプレイが可能です。
ディスクテーブルにディスクをのせ、プレイボタンや選曲ボタンを押すだけで演奏がスタートするダイレクト・ミュージックサーチ機能を搭載しています。
インデックスサーチ機能を搭載しています。
再生音を聞きながら早送り、早戻しができるマニュアルサーチ機能を搭載しています。
スピーディに操作するプッシュローディングのリニアスケイディング方式を採用しています。
出力可変ヘッドホン端子を搭載しています。
金メッキ処理出力ジャックを搭載しています。
極性表示付無酸素銅電源ケーブルを採用しています。
ソニーのリバティとの連係動作ができるリモートコントロール端子を搭載しています。
20キー方式のワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | コンパクト・ディスク・デジタルオーディオシステム |
読取り方式 | 非接触光学読取り(半導体レーザー使用) |
レーザー | GaAlAsダブルヘテロダイオード |
回転数 | 500~200rpm(CLV) |
演奏速度 | 1.2m/s~1.4m/s(一定) |
エラー訂正方式 | ソニースーパーストラテジー (クロスインターリーブ・リードソロモンコード) |
チャンネル数 | 2チャンネル |
複合化 | 16ビット直線 |
周波数特性 | 2Hz~20kHz ±0.3dB |
高調波歪率 | 0.003%以下 |
ダイナミックレンジ | 96dB以上 |
ワウ・フラッター | 測定限界以下 |
出力レベル | 2Vrms(MSB) |
ヘッドホン出力レベル | 28mW(32Ω、MSB) |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅355x高さ80x奥行335mm |
重量 | 6.0kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-D102 |