SONY TTS-4000
¥65,000(1970年頃)
解説
ダイレクトドライブ方式を採用したターンテーブル。
駆動部にはACサーボモーターを採用しています。
ACサーボモーターはエディーカレント(渦電流)の原理を応用したもので、原理的に不連続なトルクが発生しません。このためスムーズな回転が得られます。
より滑らかな回転を実現するためサーボアンプを搭載しています。
サーボ回路には特に開発されたICを採用しており、モーターとターンテーブル双方に直結している周波数発電機(FG)によって回転状態を常にフィードバックし、規定の回転数を維持するようにコントロールしています。
ターンテーブルは32cmのアルミ合金製で1.75kgの重量となっています。
外周には正確なストロボが刻まれており、大型ネオン管によって正しい回転数をチェックできます。
サーボモーターを使用しているため、スピード切換え、スピード調整は電子式となっています。
コントロールボックスは好みの場所に設置できるよう分離した構造となっています。
円盤フレームを採用しており、周辺のどの位置にもアームセットが可能です。
ゴムシートには音響的に優れた材質を使用しており、ゴミがつきにくい帯電処理が施されています。
機種の定格
型式 | ダイレクトドライブターンテーブル |
ターンテーブル | 32cmアルミ合金鋳物、1.75kg |
モーター | ACサーボモーター |
駆動方式 | ダイレクトドライブ |
回転数 | 33・1/3、45rpm |
速度調節範囲 | ±3% |
起動特性 | 1/2回転以内(33・1/3rpm) |
ワウ・フラッター | 0.03%WRMS以内 |
S/N比 | 60dB以上 |
使用半導体 | IC:1個 トランジスタ:7個 ダイオード:11個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 17W |
外形寸法 | 本体:最大径343x高さ147 コントロールボックス:幅116x高さ65x奥行66mm |
重量 | 10.5kg(コントロールボックス含む) |
付属 | 45回転アダプター ソニーオイル OL-2K ドライバー コントロールボックス取付金具 |