オーディオの足跡

PR:SONY/ESPRITの製品をヤフオク!で検索
PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

TTS-3000の画像
 解説 

従来行われてきた数々の方法を白紙に戻し、あらためて深く検討し直す事で開発されたサーボマチック・ターンテーブル(アームは付属しません)

モーターにはDCサーボモーターを採用しています。
このサーボモーターは、トルク変動が殆どなく回転数が低くとれるため、振動・ノイズが少なく、摩耗部分の精度が上げられ寿命が長く、サーボで自動制御されるため回転ムラが殆どないなどの特長を持っています。
TTS-3000ではこのモーターを使用し、モーターとターンテーブル間をポリウレタンベルトにより駆動し、さらにランブルの根絶を図っています。

サーボモーターの構造は、直流モーターと周波数発電機がシリコントランジスタ7個によるサーボアンプに接続されています。
ACアンプで増幅された周波数発電機の出力はレベルの変動の影響を除くためリミッターにかけられ、周波数に応じた直流出力に変換され、この直流出力が次段のDCアンプで増幅されモーターに供給されます。
モーターの回転数の変動は、周波数弁別器によってモーターの端子電圧を変化させます。
静止状態ではFGの出力がないため起動回路が必要となります。起動回路によってモーターをスタートさせ、周波数発電機の出力を得て、サーボアンプが動作し、モーターは回転を続けます。サーボアンプが正常動作に入ると起動回路はOFFになります。

ワウを検出制御できるサーボ機構により特性を改善しています。
また、DCモーターの採用により回転数が電源周波数に無関係で安定です。また、モーターのリーケージフラックスが出ません。

速度切換、速度調節が全て電気的に行えるためメカニズムがシンプルな構造となっています。

精密な水準器を搭載しています。

ターンテーブル外周に大型ストロボスコープが取り付けられ、回転数の正確なチェックが可能です。

機種の定格
型式 サーボマチックターンテーブル
ターンテーブル 30cmアルミ合金製、1.5kg
回転数 33・1/3、45rpm
速度調整範囲 ±5%
起動特性 1秒以内
ワウフラッター 0.05%rms以下
S/N 47dB以上
ターンテーブル上下動 ±0.05mm以内
電源 AC100V(117V/220V/240V)、50Hz/60Hz
消費電力 4VA
外形寸法 幅370x高さ130x奥行380mm
全重量 約5.8kg