SONY SQD-2010
¥69,800(1975年発売)
解説
バリアブルブレンド型フルロジック回路を採用したSQデコーダ。
F/Bロジック回路に新開発のバリアブルブレンド方式を採用しており、左右の逆相をもつクロストークをブレンドして抑えています。このブレンド量は入力信号に応じて可変が出来ます。
SQデコーダとRMデコーダを内蔵しており、さらにCD-4用ディモジュレーターを使用することでディスクリート4chも再生可能dえす。
4chマスターボリュームを搭載しており、あらかじめ各チャンネルのレベルをそろえておけば、全体の音量調整が可能です。
各チャンネルごとのバランス調整はVUメーターをみながら自由に出来ます。
バックアンプ用にトーンコントロールを内蔵しています。また、バック用出力は高/低の2段階に切替が出来ます。
位相切替えスイッチを搭載しており、フロント、バックアンプの位相をセットできます。
4ch機能を優先するシステムスイッチを搭載しており、モニター・スイッチの2chテープポジションは、システム・スイッチを2chの時だけに録再モニターが出来ます。
2→4ポジションを内蔵しており、従来の2chソースを4chホールトーン効果で楽しめます。
海外のサービスマニュアルに掲載されている仕様は一部が異なるようです。
機種の定格
型式 | SQDマトリックス4chデコーダ |
回路方式 | SQデコーダ(バリアブルブレンド型フルロジック付) RMデコーダ |
高調波歪率 | フロント:0.1%以下(入力250mV、2kHz) バック:0.1%(入力250mV、2kHz) |
周波数特性 | SQ、R-MTX、2→4:20Hz~20kHz +0 -3dB その他:10Hz~100kHz +0 -3dB |
入力感度/インピーダンス | Input(SQ、R-MTX、2→4)、Discrete Input:250mV/100kΩ 2ch Tape、4ch Tape、Rec PB(Input):750mV/100kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Front Out:500mV/5kΩ Back Out:2V、500mV/5kΩ 2ch Rec Out:250mV 4ch Rec Out:250mV/5kΩ Rec PB(Output):30mV/82kΩ |
SN比(SQセパレーション) | SQ、R-MTX、2→4:80dB(入力250mV、Aネットワーク) その他:90dB(入力250mV、Aネットワーク) LF-RF:35dB LB-RB:13dB LF-LB:17dB LF-RB:17dB RF-RB:17dB RF-LB:17dB CF-CB:20dB(入力250mV、2kHz) ※海外サービスマニュアル掲載値 LF-RF:20dB LB-RB:14dB LF-LB:20dB LF-RB:20dB RF-RB:20dB RF-LB:20dB CF-CB:15dB |
トーンコントロール | Bass:100Hz ±10dB Treble:10kHz ±10dB |
使用半導体 | トランジスタ:41個 FET:2個 IC:4個 ダイオード:35個 ※海外サービスマニュアル掲載値 トランジスタ:39個 FET:4個 IC:4個 ダイオード:47個 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 11W |
電源コンセント | 電源スイッチ非連動:1系統、500W |
外形寸法 | 幅400x高さ149x奥行327mm |
重量 | 5.9kg |
付属 | 接続コード RK-74x3 |