SONY SQA-2030
¥44,800(1975年発売)
解説
3個のSQ・ICとバックアンプを内蔵した4チャンネルデコーダ。
前方中央と後方中央のクロストークを減らすF/B(フロント/バック)ロジックと、コーナーのクロストークを大幅に減らすW/M(ウェーブフォーム・マッチング)ロジックを採用しています。
さらにSQ・IC化により安定した4ch再生を可能にしています。
オーディオ用に開発されたハイブリッド・パワーICを用いたバックチャンネル用パワーアンプを内蔵しています。
SQデコーダとRMデコーダを内蔵しており、さらにCD-4用ディモジュレータを使用することでディスクリート4chが可能です。
4chマスターボリュームを搭載しており、あらかじめ各チャンネルのレベルを揃えておけば、音量調整はマスターボリュームで出来ます。
モードスイッチを搭載しており、4チャンネルとモノラルに切替えが出来るため、各チャンネルのレベル及び位相合わせが可能です。
バックch用に、NF型トーンコントロールを搭載しています。
フロントchとバックchに効果のあるラウドネスコントロールを搭載しており、小音量で聴く場合に、高・低域の聴感補正が可能です。
2組の入力レベル切替えスイッチを搭載しており、2ch入力をLow-Normal-Highに切替できます。
また、テープ入力はLowとNormalの2段階に切り替えが可能です。
2chテープモニタースイッチを搭載しており、2chテープレコーダーの録再モニターが出来ます。
2→4ポジションを搭載しており、従来の2chソースを4chホールコーン効果で聴く事が出来ます。
機種の定格
型式 | バックアンプ内蔵・SQDマトリックス4chデコーダ | ||||||||
回路方式 | SQデコーダ (フロント・バック・ロジック、ウェーブ・フォームマッチングロジック搭載) バックchパワーアンプ:ダイレクトカップリング方式 準コンプリメンタリーSEPP OTL回路 |
||||||||
<デコーダ部> | |||||||||
高調波歪率 | フロント:0.2%以下(入力250mV、2kHz) | ||||||||
周波数特性 | SQ、R-MTX、2→4:20Hz~20kHz ±3dB その他:20Hz~20kHz +0 -3dB |
||||||||
入力感度/インピーダンス |
Rec PB(入力部):250mV/80kΩ |
||||||||
出力レベル/インピーダンス | Front Output:1V(最大5.5V)/10kΩ Rec Output:250mV/10kΩ Rec PB(出力部):43mV/10kΩ |
||||||||
SN比(SQセパレーション) | フロントアウト:85dB以上(入力250mV、Aネットワーク) LF-RF:20dB LB-RB:14dB LF-LB:20dB LF-RB:20dB RF-RB:20dB RF-LB:20dB CF-CB:18dB(入力250mV、2kHz) |
||||||||
トーンコントロール | Bass:100Hz ±10dB Treble:10kHz ±10dB |
||||||||
ラウドネスコントロール | 50Hz:+10dB、10kHz:+4dB(ATT 30dB) | ||||||||
<パワーアンプ部> | |||||||||
出力(高周波歪 0.8%) |
|
||||||||
出力帯域幅 | 10Hz~25kHz(8Ω、IHF規格) | ||||||||
高調波歪率 | 0.8%以下(定格出力時) 0.2%以下(1W出力時) |
||||||||
混変調歪率 (60Hz:7kHz=4:1) |
0.8%以下(定格出力時) 0.2%以下(1W出力時) |
||||||||
周波数特性 | 20Hz~50kHz +0 -3dB(1W出力時、ディスクリート入力) | ||||||||
残留雑音 | 1.3μW以下(トーンアンプ含む) | ||||||||
S/N比 | 90dB(クローズドサーキット、IHF Aネットワーク、ディスクリート入力) | ||||||||
ダンピングファクター | 70以上(8Ω、1kHz) | ||||||||
<総合> | |||||||||
使用半導体 | トランジスタ:27個 IC:5個 ダイオード:14個 |
||||||||
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||||||
消費電力 | 62W | ||||||||
電源コンセント | 電源スイッチ非連動:1系統、300W | ||||||||
外形寸法 | 幅226x高さ156x奥行307mm | ||||||||
重量 | 6.9kg | ||||||||
付属 | 接続コード RK-74x2 |