オーディオの足跡

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PCM-501ESの画像
 解説 

プロ用機器と同じ16ビットフォーマット搭載で、さらに新機能OVCによって長時間モードでのデジタル録音・再生を可能にしたPCMプロセッサー。

デジタルレコーディングシステムでは、アナログ信号をプロセッサーで0と1だけで構成される2真数のデジタル符号に変換(量子化)してテープに記録をしています。
また、PCM-501ESでは従来の14ビットEIAJフォーマットに加え、コンパクトディスクやプロ用機器にも採用されているのと同じ16ビットフォーマットも搭載しており、ダイナミックレンジや歪率を改善してます。
また、16ビットで録音したテープは、他の14ビットシステムでも14ビットと同等の性能で再生します。

ビデオデッキの長時間モードでの使用を可能にした新開発のOVC(Optimum Video Condition)調整機能を搭載しています。
従来、ビデオデッキの長時間モード使用では、基本モードに比べデジタル信号の読取りレベルが狭くなることから再生時の音質に悪影響を与えていましが、PCM-501ESでは長時間モード時にデータ読取りレベルを適正値に設定できるOVC機能を搭載しており、3ポイントLED表示のOVCインジケーターで確認しながら最適ポイントを設定できます。
これにより、PCM-501ESでは、ほとんどのビデオデッキとの組み合わせができ、最長8時間の録音・再生を可能にしています。

もう1台のビデオデッキを接続して、デジタルダビングが簡単にできる出力端子をバックパネルに搭載しています。

ソニー独自で開発した16ビットA/D、D/Aコンバーターをはじめ、高性能小型化を可能にしたLSI採用などにより高忠実度設計を可能にしています。

ピークホールドとリアルタイムレベルを同時表示するダブルインジケーション方式により、-50dB~0dB(基準レベル-15dB)のワイドレンジをカバーしたピークプログラムメーターを搭載しています。
また、入力信号のオーバーレベルや録音ボリュームの上げすぎを警告し、レベル設定を容易にするOVER表示機能も搭載しています。

ピークプログラムメーターRchにトラッキング状態を表示するトラッキングインジケーターを搭載しており、使用するビデオデッキのトラッキングが容易に調整可能です。

ドロップアウトが生じた時に、自動的にミューティングをかけ、快適な再生が楽しめるPB MUTE機能を搭載しています。

PCMデジタルサウンドをより綺麗にするオートエンファシス機能を搭載してます。

録音中、無信号部分を作れるREC MUTE機能を搭載しています。

電源ON/OFFに関係無く画像モニターができるMonitor Out端子を搭載しています。

ヘッドホンレベルの調整が可能なヘッドホンボリューム端子を搭載しています。

機種の定格
型式 PCMデジタルオーディオ・プロセッサー
標本化周波数 44.1kHz
量子化ビット数 16ビット/14ビット直線量子化
周波数特性 5Hz~20kHz ±0.5dB
高調波歪率 16ビット:0.005%以下
14ビット:0.007%以下
ダイナミックレンジ 16ビット:90dB以上
14ビット:86dB以上
セパレーション 80dB以上
ワウ・フラッター 測定限界以下
使用ビデオ範囲 ベータマックス
Uマチック
VHS
入力端子 ライン:ピンジャックx2
ビデオ:ピンジャック
出力端子 ライン:ピンジャックx2
ビデオ:ピンジャック
コピー:ピンジャック
モニター:ピンジャック
ヘッドホン:ステレオ標準ジャック
定格電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 27W
外形寸法 幅430x高さ80x奥行350mm
重量 6.0kg