オーディオの足跡

ハイレゾ音源配信 e-onkyo music

TA-V777ESの画像
 解説 

デジタルシネマサウンドの発展型であるシネマスタジオEXを搭載したAVアンプ。

シネマスタジオEXモードを搭載しており全周360゜にわたるサラウンド音場が楽しめます。
このモードでは、エディティングシアターの残響を付加するシネマスタジオ・リバーブレーションと、バーチャル・3D技術を駆使して仮想のマルチリアスピーカー環境を再現するバーチャル・マルチディメンション、スクリーン方向の奥行感の表現力を実現したスクリーン・デプス・マッチングを統合しています。

AVアンプとしてだけでなくピュアオーディオ用プリメインアンプとしても使えるよう設計されており、アナログピュアネスコントロール機能を搭載しています。
この機能では、CDをそのまま聴くなどの信号経路上でDSP処理が必要ない場合にDSPの動作を停止させることができ、ピュアアンプと同等の音質を確保しています。さらにTA-V777ESでは単にクロックを停止するだけでなく、デジタル系への電源供給を止めることでノイズの発生を根本から絶っています。
また、ビデオ回路を使わないオーディオ専用入力はビデオアンプの電源を落とすことも可能です。例えばDVDプレイヤーの映像をコンポーネント出力端子からプロジェクターなどへ直接接続するような場合、音声はCD入力端子を利用すると、ビデオアンプの電源を落とした状態で使用することができます。CD入力でもデジタル入力ならドルビーデジタルやDTSのデコードおよびデジタルシネマサウンド処理が可能です。

ドルビーデジタルとDTSフォーマットのデコードに対応しており、音声フォーマットのデコードからデジタルシネマサウンドの演算に至るデコード及び音場処理部には3個のDSPを搭載しています。
ドルビーデジタル及びDTSのデコードには能力を特化した24ビットのDSPを新採用しています。このDSPはデコード専用となっているため演算回路に無駄が無く、動作ノイズが極めて少なくなっています。さらに、ハードウェア演算ブロックが組み込んであり繰り返し使用される演算を高精度化しています。これにより総合的な演算精度で24ビットDSPの限界に迫る能力を発揮しています。
デジタルシネマサウンドの演算処理にはソニーが音場処理専用に開発した32ビットDSPを2個使用しています。このDSPは1個でも音場処理が可能なほど高度な能力を得ています。さらにTA-V777ESではこのDSPの動作クロックをアップし、スクリーン・デプス・マッチングが加わったシネマスタジオEXの音場処理に余裕を持って対応しています。

全てのデジタル入力は96kHz/24ビットに対応しています。また、D/Aコンバーターも96kHzの信号をダウンサンプリングすることなしにそのままのレートでオーディオ波形に変換する能力を持っています。
D/Aコンバーターは6ch完全独立構成となっています。

アナログ入力にもデジタルシネマサウンド処理を実行するため、2chの20ビットA/Dコンバーターを搭載しています。

デジタルインプットスワップ機能を搭載しており、使うシステムの都合に合わせて同軸端子の割り当てを変えることができます。

デジタルフィルターは標準的なロールオフ特性に加えてスローロールオフ特性も選べる仕様となっています。
標準的なロールオフ特性はデジタルオーディオのセオリーに従った特性で情報量が豊富です。スローロールオフ特性は20kHz以上の帯域の減衰特性が緩やかなため、過渡応答が静かで耳あたりの良い音になるのが特長です。

ヘッドホンシアターモードを搭載しています。
このモードではバーチャル・3D技術を使うことで頭内感を解消するとともに、補助的な残響を付加することで広がり感を改善しています。これによりセリフなどのダイアログもしっかりと前方に定位することが可能です。

パワーアンプ部は5チャンネルの各アンプ全てに同一のパワートランジスタを用いたダイナミック5アンプシステムを採用してます。
また、パワートランジスタにはワンプレート・デュアルチップパワートランジスタを採用しています。このデバイスは一枚の銅プレートの上に特性の揃ったパワートランジスタチップを2個隣接して配置した構造となっています。これにより特性が揃っている上で熱バランスも同一となり、さらに電流経路も近接した場所を通るので、合成にともなう歪などの発生を極めて小さく抑えることができます。

ボリューム部には各チャンネル独立型の6連ボリュームを採用しており、信号同士の干渉で起こる混濁感を抑えています。
さらにボリュームを構成するフレームをアルミダイキャスト製としたほか、ネジ締め強度まで音質を吟味しています。

電源トランスにはTA-N9000ESと同じサイズのEI 111×100の大容量トランスを搭載しています。
さらに、トランスには各供給回路に応じて必要あn電圧を取り出す中間タップが設けられており、中間タップの取り出し方に巻線自体をタップ部に引き出すピンタイプを採用しています。この方式はリード線を巻線にハンダ付けして引き出す方式に比べ、巻線の巻ムラが少なく、変換効率も高く、トランス自体の振動が抑えられるというメリットを持っています。

電源部の電解コンデンサーにはTA-N9000ESの開発で得たノウハウを活かし、TA-N9000ESで用いたものと同じ高音質素材を用いた直径50mmサイズの大型コンデンサーを採用しています。

ヒートシンクには振動分散型フィン構造を持つsfヒートシンクを採用しており、フィンの共振を低減しています。
このヒートシンクはフィンの1つ1つに位置の異なるリブを入れた構造となっています。これにより音叉共振を防ぐとともに分割振動を抑え、音楽へのカラーレーションを最小に留めています。

シャーシにはFB(Frame & Beam)シャーシに隅木の要素を加えたSL(Swerve-Less、ゆがみ低減)構造を組み合わせたFB/SLシャーシを採用しています。フレームとビームを接合することで高剛性を確保しながら、接合部で振動を吸収するとともに四隅を補強し、ゆがみを止める構造となっています。

脚部には偏心インシュレーターを採用しています。
このインシュレーターでは脚から伝わる振動が互いに打ち消される位置にビス穴を設けており、外部振動がシャーシに伝わるのを低減してます。

ディスプレイにはデュアルFL管を採用しており、本体フロントパネルの表示エリアを広く取ることで一度に表示できる情報量を拡大しています。さらに、サラウンドやイコライザーなどの設定にはOSD(On Screen Display)機能も搭載しています。

サウンドフィールド・ショートカット機能を搭載しとえり、ファンクション(入力ソース)選択を除く音場やイコライザーの設定などをそのまま記憶することができます。メモリーは最大5つまで可能です。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

機種の定格
型式 AVアンプ
映像系機器(音声&映像)入力 5系統
映像系機器(音声&映像)出力 2系統
映像モニター出力 1系統
S映像入力 5系統
S映像出力 2系統
S映像モニター出力 1系統
デジタル入力 光:4系統
同軸:2系統
AC-3 RF:1系統
デジタル出力 光:1系統
オーディオ入力 Phono MM:1系統
Line:4系統
5.1ch入力:1系統(3-1方式ステレオ兼用)
オーディオ出力 Rec out:2系統
フロント L/R:1系統
センター:1系統
リア L/R:1系統
サブウーファー:2系統
ヘッドホン:1系統
実用最大出力(EIAJ、6Ω) フロント:155W+155W
センター:155W
リア:155W+155W
全高調波歪率 フロント:0.05%以下(6Ω負荷、110W+110W、20Hz~20kHz)
周波数特性 Line:10Hz~100kHz +0.5 -2dB(サラウンド、EQ全てoff)
SN比(Aネットワーク) Line:100dB(サラウンド、EQ全てoff)
サラウンドモード数 26モード
ノーマルサラウンド
シネマスタジオEX A/B/C
セミシネマスタジオEX A/B/C
ナイトシアター
モノムービー
ステレオムービー
ヘッドホンシアター
バーチャルマルチリア
バーチャルマルチディメンション
バーチャルエンハンスドサラウンドA/B
バーチャルセミマルチディメンション
ホール小/大
オペラハウス
ジャズクラブ
ディスコクラブ
ライブハウス
チャーチ
アリーナ
スタジアム
ゲーム
ドルビープロロジックインプットバランス オート
トーンコントロール フロント、センター、リアそれぞれ独立
Bass:±10dB(中心周波数99Hz~1kHz)
Mid:±10dB(中心周波数198Hz~10kHz)
Treble:±10dB(中心周波数1.0kHz~10kHz)
増減ステップ:1dB
ACアウトレット 電源スイッチ連動:2系統
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 345W
外形寸法 幅430×高さ174×奥行462mm
重量 約24.5kg
付属 ワイヤレスリモコン RM-PP403