SONY TA-V55ES
¥120,000(1998年発売)
解説
最新のデジタルシネマサウンド技術を搭載し、さらにDTSにも対応したESシリーズのAVアンプ。
新デジタルシネマサウンド技術を導入しており、エディティングシアターの残響を加えるシネマスタジオ・モード、高さ方向の表現力とスクリーンとのつながりをさらに改善したバーチャル3D・モード、シネマスタジオ・モードとバーチャル3D・モードを組み合わせたバーチャル・シアターモードを搭載しています。
DSPによるサラウンドモードは全28モードを装備しています。
大規模な音場処理を余裕を持って行えるよう、音場処理専用の新開発32ビットDSPを搭載しています。
また、ドルビーデジタルとDTSのデコードには24ビットDSPを採用しています。
アンプ部にはダイナミック5アンプシステムを採用しており、5チャンネル全てを同一ステージとすることでより迫力のあるサラウンド再生を可能にしています。
電源部にはラップ詰めコアを用いた大型電源トランスを搭載しています。
通常のEIコアトランスではE形とI形の磁性鋼板をそれぞれ個別に積層したあと合体(溶接ないしは接着)してコアを形成しています。ラップ詰め構造では、E形の上にI形といった具合に交互に積み重ねて形成しており、磁路に断層的に切れている部分がなくなるので、磁束も漏れが減り、オーディオ回路に与える影響を低減しています。
ヒートシンクには有害なフィンの鳴きを抑えるようにチューニングしたアルミ押し出し材使用の大型ヒートシンクを採用しています。また、ヒートシンク自体もシャーシ本体に強固に固定することで構造的にも振動を低減しています。
脚部には偏心インシュレーターを搭載しています。
このインシュレーターではセンター位置を避けてビス穴を設けており、床から伝わる振動の位相を変えることで打ち消し、シャーシに伝わりにくくしています。
ドルビーデジタル対応のレーザーディスクにも対応するため、AC-3 RF入力を搭載しています。
5.1ch入力端子を搭載しています。この端子は3-1方式ステレオの入力端子としても使用できます。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | AVアンプ |
映像系機器(音声&映像)入力 | 5系統 |
映像系機器(音声&映像)出力 | 2系統 |
映像モニター出力 | 1系統 |
S映像入力 | 5系統 |
S映像出力 | 2系統 |
S映像モニター出力 | 1系統 |
デジタル入力 | 光:4系統 同軸:1系統 AC-3 RF:1系統 |
デジタル出力 | 光:1系統 |
オーディオ入力 | Phono MM:1系統 Line:4系統 5.1ch入力:1系統(3-1方式ステレオ兼用) |
オーディオ出力 | Rec out:2系統 フロント L/R:1系統 センター:1系統 リア L/R:1系統 サブウーファー:2系統 ヘッドホン:1系統 |
実用最大出力(EIAJ、6Ω) | フロント:150W+150W センター:150W リア:150W+150W |
全高調波歪率 | フロント:0.05%(6Ω負荷、100W+100W、20Hz~20kHz) |
周波数特性 | Line:10Hz~50kHz +0.5 -2dB(サラウンド、EQ全てoff) |
SN比(Aネットワーク) | Line:82dB(EIAJ) |
サラウンドモード数 | 28モード ノーマルサラウンド シネマスタジオA/B/C ナイトシアター モノムービー ステレオムービー バーチャルマルチリア バーチャルマルチディメンション バーチャルシアターA/B/C バーチャルエンハンスドサラウンドA/B バーチャルセミマルチディメンション バーチャルセミシアターA/B/C ホール小/大 オペラハウス ジャズクラブ ディスコクラブ ライブハウス チャーチ アリーナ スタジアム ゲーム |
ドルビープロロジックインプットバランス | オート |
トーンコントロール | フロント、センター、リアそれぞれ独立 Bass:±10dB(中心周波数100Hz~1kHz) Mid:±10dB(中心周波数500Hz~5kHz) Treble:±10dB(中心周波数1.0kHz~10kHz) 増減ステップ:1dB |
ACアウトレット | 電源スイッチ連動:2系統 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 345W |
外形寸法 | 幅430x高さ160x奥行410mm |
重量 | 約15.5kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RM-TP501 |