SONY TA-F4
¥49,800(1977年発売)
解説
優れたレギュレーションに加えて、電源ハムの無いパルス電源を採用したDCプリメインアンプ。
イコライザーアンプは、初段に低雑音トランジスタを用いて等価雑音抵抗を下げており、さらにNF回路には高精度なRIAA素子を使用することで特性の向上を図っています。
パワーアンプ部は、ドライバー段にモノリシックICを採用し、出力段はリニアリティの良いパワートランジスタによるピュアコンプリメンタリーSEPP回路の構成となっています。
トーンコントロールは、ツマミをディフィートポジションにするとトーン回路が自動的にディフィートされるセルフディフィートトーンコントロールを搭載しています。
小音量時のSNを改善する4連ボリュームを採用しています。
2台のテープデッキが使用できる2系統テープモニターを搭載しています。
また、アンプ本体の信号とは無関係にTape1→2、2→1ができる両方向テープコピースイッチを搭載しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
実効出力(20Hz~20kHz、両ch) | 55W+55W(8Ω) |
出力帯域幅(IHF、8Ω) | 5Hz~35kHz |
高調波歪率 | 0.05%(20Hz~20kHz、実効出力時) |
混変調歪率(実効出力時) | 0.01% |
ダンピングファクター(1kHz、8Ω) | 40 |
Phono入力感度 | 2.5mV |
Phono最大許容入力(1kHz) | 250mV |
トーンコントロール | Bass:60Hz±10dB(300Hz) Treble:25kHz±10dB(5kHz) |
フィルター | Low:6dB/oct.(15Hz以下) High:6dB/oct.(9kHz以上) |
消費電力 | 100W |
外形寸法 | 幅410x高さ145x奥行370mm |
重量 | 6.8kg |
別売 | ラックハンドル AH-4A(1セット、¥2,500) |