SONY TA-3120F
¥75,000(1969年頃)
解説
現在得られる最高級のパワーアンプとして、ソニーのトランジスタ開発・製造技術と回路技術により開発されたステレオパワーアンプ。
出力結合コンデンサだけでなく各段間の結合コンデンサーも除き、全てを直接結合したダイレクト・カップリング方式を採用しています。
このため、パワー、歪特性、ダンピングファクター等が超低域まで低下せず、優れた特性を実現しています。
25W、50Wのアンプとしても使えるようにリミッタースイッチを搭載しています。
2系統の入力が使え、パネル面で切換えが可能です。
2組のスピーカーが使えるスピーカー切換えスイッチを搭載しています。
入力レベル調整用つまみを搭載しています。
異常動作時にスピーカーを保護する特殊回路を内蔵しています。
別売りで木製ケースとマウント金具がありました。
機種の定格
型式 | オールシリコントランジスタ・ステレオパワーアンプ |
回路方式 | ダイレクトカップリング方式 準コンプリメンタリ SEPP OTL回路 |
出力 | ダイナミックパワー:210W(IHF) 定格出力:100W+100W(両ch動作) (出力リミッタースイッチにより100W、50W、25Wに切換可能) |
出力帯域幅 | 8Hz~30kHz(8Ω、IHF) |
高調波歪率(1kHz) | 0.1%以下(定格出力時) 0.03%以下(1W出力時) |
混変調歪率 (60Hz:7kHz=4:1) |
0.1%以下(定格出力時) 0.03%以下(1W出力時) |
周波数特性 | 5Hz~200kHz +0 -2dB(1W出力時、テスト/ノーマルスイッチ「TEST」時) |
入力感度/インピーダンス | 1.4V(定格出力時)/75kΩ (レベル調節付) |
出力端子 | スピーカー端子2系統 |
残留雑音 | 0.003μW以下(8Ω) |
S/N比 | 110dB以上(クローズドサーキット) |
ダンピングファクター | 200以上(8Ω、1kHz) |
使用半導体 | トランジスタ:25個 ダイオード:22個 SCR:1個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
電源コンセント | 合計300W 電源スイッチ連動:1系統 電源スイッチ非連動:1系統 |
消費電力 | 300W |
外形寸法 | 幅400x高さ149x奥行323mm |
重量 | 12.2kg |
付属 | ピンプラグx2 ヒューズ(5A)x1 ポリッシングクロスx1枚 |
別売 | ユーラシアンチーク仕上木製ケース TAC-1(¥4,600) マウント金具 MB-5(¥2,800) |