SONY TA-3060
¥36,800(1969年頃)
解説
マルチチャンネル方式用の手軽なアンプとして開発されたステレオパワーアンプ。
混変調歪を極力少なくするよう設計をし、回路技術だけでなく、トランジスタや他の部品も厳選して採用しています。
これにより、低歪化を図り、当時入手可能なものの中で最高の測定器を使用しても、測定器自身の歪で測定不能という、優れた特性を実現しています。
パワーアンプ全段は直接結合でカップリングコンデンサーを排し、悪影響を排除しています。
また、ダイレクト・カップリング方式により、超低域でも充分なパワーを得られるためスピーカー保護用のフィルターを内蔵しています。
機種の定格
型式 | オールシリコントランジスタ・ステレオパワーアンプ |
回路方式 | 準コンプリメンタリーSEPP OTL回路 |
出力(IHF) | ダイナミックパワー:70W(8Ω、両ch駆動) 定格出力:30W+30W(8Ω) |
出力帯域幅(IHF) | 20Hz~35kHz(8Ω) |
高調波歪率(1kHz) | 定格出力時:0.1%以下 1W出力時:0.05%以下 |
混変調歪率 (60Hz:7kHz=4:1) |
定格出力時:0.2%以下 1W出力時:0.03%以下 |
周波数特性 | 5Hz~300kHz +0 -2dB(1W出力時) |
入力感度/インピーダンス | 0.9V/100kΩ(8Ω、定格出力時) |
残留雑音 | 0.03μW以下(8Ω) |
S/N比 | 110dB以上 |
ダンピングファクター (1kHz) |
90(4Ω) 180(8Ω) 360(16Ω) |
入力端子 | 1組、半固定型レベル調節付 |
出力端子 | スピーカー端子:1組 |
使用半導体 | トランジスタ:16個 ダイオード:6個 |
電源 | AC100V±10%、50Hz/60Hz |
電源コンセント | 電源スイッチ非連動:1系統、300W |
消費電力 | 86W |
外形寸法 | 幅200x高さ149x奥行316mm |
重量 | 5.8kg |
付属 | ピンプラグx2 ヒューズ(5A)x1 ポリッシングクロスx1 |